Vol.3 青のシュウマツ (95.5)
−−−− 【青のシュウマツ】 −−−−− A−CLIS −−−−
サーシャ&ミーシャ(石川千晶/多辺田智里)という、カスタネッ
トを持ってナゾの体の動きをする双子が出てくるんですが、これが
面白かったです。最初出てきたときは、げっ、恥ずかしい、やめて
くれ、と思ったのですけど、恥ずかしさを突き抜けて笑いまで強引
に持って行ってたのは立派だと思います。あの高音のハーモニーに
は、なんか麻薬的な響きがありますしね。落ち着いた小夜と美笑の
場面とのコントラストも含めて、楽しませていただきました。
で、物語は、わかりにくいです。テーマについても、場面の相関に
ついても、用語についても、思わせぶりな示唆だけがあって、でも
きちんとは説明されず、結局のところ肩すかしにされたまま終わる
からです。
自分探し的な物語では特に、ミエミエの予定調和に観客がシラケて
しまうという危険があって、そういうのをうまく避けているという
点では、このわかりにくさは功を奏しているように思います。
でも、これは両刃の剣で、そこに頼りすぎてしまうのは、別の意味
で危ないと思います。つまり、単にわけわかんなくなってしまう危
険というのもある。
バランスをうまく取るためには、表層的なごちゃごちゃの裏にある
必然性の部分を、もっときっちり詰めてほしいと思います。裏を固
めた上で表で遊べば、わかりにくさもごちゃごちゃも、もっともっ
と魅力として生きて躍動してくるだろうと思うんです。
モノローグの部分は単調で、ちょっと眠気を誘われてしまいました
が、言葉遊びの掛け合いなどはリズムが良くて楽しかったです。衣
装もちょっと凝っていて、早替わりで場面を切り換えていくところ
なんかは、とても好きでした。
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【青のシュウマツ】 A−CLIS Vol.3
作:ちわきにくおどる 演出:しみじみしじみ
石川千晶 石田寛子 片桐恵志 多辺田智里 中川雅子 沼本道子
平本治美
1995.5.26-28 ジェルスホール 5.27 Sat Sw 超満員
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5/28(日)2:00-4:00pm 曇 大塚・ジェルスホール A−CLIS
「青のシュウマツ」 作:ちわきにくおどる 演出:しみじみし じみ 満員80?
お話。自分を取り戻す「休暇」。のはずなのに、ぼーとしたり、残り少ないのに
あせったり。結局、捕まえられない自分。だけど、思いがけない「週末休日」。
心休めていたけれど・・・。
と、こんな程度の勝手お話書くだけねこ。自分・意識?(それも70%)が、電
脳上の少年にシンクロ。で、その存在が宇宙の重力場を乱すとか。かかわる世界
自体が、ゲームの内とか。ネットで集計した思いの言葉を力とするとか。あれこ
れアイディアがあふれかえる。まるで、他人の書いたアルゴリズムを、初見で解
くようなお芝居。脳味噌ぐるぐるねこ。作者はプログラマー?。
女性の思いモノローグを、ひさびさ芝居で観た気がする。揺らぐ気持ちを、柔ら
かな言葉で語る。こういうの、けっこ好き。二人組みの言葉遊び・ガジェットが
楽しい。才能感じる。終わらないラストとか、△。もちと、短くていいと思う。
けど、好きにやってくださいな。変にまとまるのもつまんないし。(5/26-28)
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