(下の文章の文責:まねきねこさん)
10/22(日)4:30-6:10PM 晴 水戸芸術館ACM劇場(029ー227ー8123) ACM
「サティアン」 作・演出:山崎哲 前売、当日3000
1F4列より 客席7割(400人、1F9割)
様子。渦中のせいか、手荷物はクローク預かりか中身あらため。場外には無論、
2F席から私服おまわりさん?劇中客席を物見。お役目ごくろうさまでござる。
会場。ねこ初めて。ミニグローブ座風、馬蹄劇場。残響ちと長めか。舞台が近い
客席、○。外の芝生敷き広場には紅テント。唐組「裏切りの町」。終演後テント
にダッシュ人、ちらほら。ところで本劇中、唐十郎の芝居(ビンロー・・)モチー
フあり。意図した符丁かしら。
お話。10数年後。居を変えてのサティアン。変わらず?ヘッドギアつけ、地道
修行の信者達。そこにはなぜかアフリカ帰りの流れ者、そしてサリン事件を体験
した女性が居合わせる、ことから揺すぶりがおきて・・。
舞台。場内強い御香のにおい。奥には結坐したシバ神の巨大絵姿。シバ神の下に
はシンセと奏者。両脇には工事現場然と天井までの鉄パイプ足場。甘露水のドラ
ムなど。黒い床の一部は池。前には調理場と煤けた食器群。雑然と整然の共存。
若者達を教団に引き付けたものと、一連の事件の謎を解く。見えすぎてしまった
この世界からの脱出願望をもつ信者達。まがまがしい印象のオウムだが、信奉す
る教義は、仏教と大差ない?ものとして示される。ラス近く、暴漢に殺された信
者を、怒りもないままに送る場面は異様だが、純粋さを感じさせもする。
一方、サリン事件は信者にとっても鬼門、不可解なものとして描かれる。教祖の
トラウマに端を発した、強迫観念+独占欲という名の怪物故と絵解き。明晰な憶
測だけれど、ほんとかどうか??。朝日、読売新聞・朝刊などの解明記事と合せ
て、面白く観れたねこ。
怒り、同情といった感情を抑制した澄んだ視点、○。未来に設定した意図が?と
か、雑然とした群像劇で主意がなんだか?とか、△。真相不明のレアな材料のせ
いかしら。何年か後、再演が観たいねこ。(10/20-22 11/5までの週末9ステ)