青空美人


概要

構成員
主な作家
木内宏昌
主な演出家
木内宏昌
主な役者
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
http://www.din.or.jp/~azr-bjn/

過去の公演

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Vol.7 ELEPHANTS GO TO PLANET (92.7)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


青空美人 Vol.7「ELEPHANTS GO TO PLANET」7月23日7時半(1:51')
新宿/シアターモリエール 前2000円 当2300円 7/22〜26(6ステ)
脚本・演出/木内宏昌 03-5388-9414 客200(超満員)

小丸は初見。素性はよく知らない。89年9月に上智小劇場で旗揚げ、ってぇから
たぶん上智大学系だろ。みゆき館の大学演劇コンテストで優勝したとこじゃねぇ
のか?・・・よく知らんが、客は入ってる。(客層を見て、上智か青学系と予想
したのは小丸です、決して早稲田系じゃない、ましてや法政系なわけない)

●その街で起きたアンドロイド連続殺人(器物破損)事件。事情が事情で殺人課
が乗り出す。被害者に共通なのは、無登録の「アンドロイド自殺装置(商品名
ELEPHANTS GO TO PLANET)」が口内に装着されていたこと。刑事は装置の製造
技術者をマークした。一方、アンドロイドメーカーが画策したのは、人間とア
ンドロイドの純然たる恋愛。「人はアンドロイドを愛せるか」の命題こそが、
人間とアンドロイドの共存における最大の難問。その技術者と傑作・美人アン
ドロイドが選ばれた。

地球は息絶えようとしていた。環境難民の男は、それを予感している。人類が
死滅したあと、この地球にはアンドロイドのみが残る。それは必然であるのか。

アンドロイド産みの親である男は、不死であるアンドロイドが、より人間に近
づくことを願い、命の限界を授ける。愛しいアンドロイド達に、寿命を与える
ことこそ、すべてを超越した愛であると。恍惚が彼をとらえている。

アンドロイドに使用される人体部位は、場合によっては臓器移植を待つ人間よ
りも優先的に供給される。彼の妻は、臓器を待ち疲れて・・・。

はたして連続アンドロイド襲撃事件の犯人は誰か?

ブレードランナーっつうか、電気羊っつうか、・・それ関係です。人体臓器を使用
しメンテが必要であるアンドロイドに寿命がない、っつうのはわからん。あと、人
間が人間以外を愛せない、っつう前提も理解できん。いまどき平気だべ。

セリフはつか調です。言い回しがつかです。でも、テンションがありません。会話
劇なのに、お互いのセリフを聞いちゃいない。摩擦を産んでいない。自己陶酔的つ
か芝居です。弱ったなあ。

一人だけ、環境難民役の人だけ、良かった。なしてワキ役なんだかな。ちゃんとセ
リフを聞いてリアクションしてんの、こいつだけだぞ。

見終わって「次回(1993.4)は青山円形だと。かっこいいかも知んないな。」



ASYL/世界が救われないように (94.5)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


5/15(日)3:00-5:15PM 雨 新宿・シアタートップス 青空美人
 「ASYL/世界が救われないように」  脚本・演出:木内宏昌 ほぼ満席

 甲斐なく生き、破滅または生きながらえる人達。を、クールなスタイルで。

 お話し。隠れ家ともいわれるホテル。のツイン。仮出所の男。端末を前に
 怪しい男達。ゴースト・ライターの女。そして、ホテルのオーナー。の一夜。
 
 前半、先の読めない緊張感が心地好い。からまる後半は丁寧だけど、ひっぱる
 クライマックスが長く感じる。体力、集中力がなく、すまないねこ。
 曲。ジャージーなのが多くいい。ねこ好きなチェット・B SINGSも嬉しい。
 一度自己破滅しながら、生きながらえたチェット。主人公達はどうかとちと考え。
 
 答えなく、救いの兆しのないラスト。ここまで主人公達を落とさなくてもと思う。
 つらい。悲惨ゆえのおかしみでもあれば、ねこはひとまず安堵できたのだけど・。



セクシャリティーズ (93.11)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


11/21(日)3:00-5:00PM 曇  池袋・東京芸術劇場小1 青空美人
  「セクシャリティーズ」 作・演出:木内宏昌   9割

 よいです。前川麻子。切なさに、涙ぐみ。初見の青空美人。よござんした。
 男が女。女が男。かと思うとそうでなく。の奇異な設定。でも、気をてらう
 いやらしさなどなく。純な感触、仕上げ具合。中味は見てのお楽しみ。
 
 おいでしなこ(前川)のハヤト(岩井マコト)へ恋する思い。
 かなわぬ切なさ。設定の妙ってやつもあって、じんわり心の中を占める。
 いいお芝居に出会えて、うれしい気持ち。でも悲しい、胸に痛いよ。

 前川の他がかすむ。彼女がいないと、どうなるのか。ここらが、ちとね。
 お話しは、悲しくもおもしろいんだけど・・。まっ、いいか。お薦め。



生まれてはじめて、見た。 (92.12)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


青空美人 番外公演「生まれてはじめて、見た。」12月5日3時(1:09')
新宿/バーニーズニューヨーク 前2000円 当2200円 12/5,6(3ステ)
作・演出/木内宏昌 03-5388-9414 客130(満員=立ち見まで)

上智大学で結成され、上智小劇場から新宿モリエールへと進出し、年2回程の公演で
確実に動員を伸ばしている。既に7回の公演をし、来年4月には青山円形劇場での公
演を予定している。今回は新宿のファッションビルのイベントスペースでの男優5人
による「青空美人 THE PRIVATE FASCINATION」てぇ番外公演。90/8に銀座みゆき館で
青空美人の第三回公演として行なわれたものの大改訂・番外公演版。

カッコイイぜぇ。何がかっこいいって、一番かっこいいのは「お客さん」です。こん
だけ上玉の客が集まる劇団ってわしゃ知らない。「ね、ね、あの子、こないだの「か
れん」の表紙になったのよ」みたいな会話が聞こえてきます。思わずドキドキしてし
まうような若いギャルが並んでいます。おしゃれに充分気を使っているファッショナ
ブルな男の子も並んでいます。そんな中に混じっている小丸の疎外感ったら・・・。

なんせ協賛が(株)クラランスってぇボディケアの会社です。ファンデーションとか
クリームとかの試供品をもらってしまったけど、どっちかゆうと「若々しいフェイス、
張りのあるバスト、引きしまったボディのために」という写真いりのパンフが嬉しい。
特に「バストの構造についての5つのポイント」等のアドバイスは勉強になった(^^;)。

ほんでもって芝居ですが、はっきり言って退屈してしまいました。番外公演ってこと
で実験的な要素の強い公演でしたが、役者のレベルがその実験性についていけず、ほ
とんどのセリフが小丸の頭上15cmを通り過ぎていってしまいました。

内容は、「「「映画を作っている」映画を作っている」芝居」です。3重構造。学生
時代の仲間達との映画作りの姿を映画にしているという芝居。一番内側の学生映画仲
間は3人(A、B、C)いて、それを映画にしているのはAとBとD(ト書きと言う
名の監督役を登場させている)でCは自殺してしまったとして芝居は進行するが、実
はCはAの分身であり、学生は二人であったことが最後に示されます。

と、小丸は解釈したのですが、なんせセリフが私の中に入ってこないんで、はっきり
とはわかりません。グチャグチャと具体性のないセリフを連ねてるように・・・。

会場が5間四方で高さが9尺という狭い空間。中央を取り囲むように四辺に客席が作
られ、照明機材は床から2mの位置にあります。装置はほとんどなく、役者の肉体と
セリフだけの芝居です。音楽はト書きや役者の指示で入れられます。照明が横から当
てられておりますので特に向い側の客の姿が目に入ります。芝居に没入するにはかな
り障害の多い作りとなっております。つまり、このような条件での芝居は役者に要求
されるものがとても大きいものとなります。役者がすべてと言っても過言ではありま
せん。にもかかわらず・・・。

ま、こうゆう公演を経て役者は育つのでしょう。でも、それにしては3ステでは足り
ないでしょうに。小丸にはどうにも(制作も含め)アラの目立つ公演でした。

木内さんのホンは学生っぽい頭でっかちの感じでした。理屈に走っちゃってて、思い
込み過ぎの感じ。ま、若かったのでしょうね(元が2年以上前の作品)。でも、オリ
ジナリティや表現に特別な煌めきを見いだせませんでした。つっても、実際に表現す
る役者の問題が大きいもんなあ。活字で読んでみたい気がする。

見終わって「それにしては寝なかったなあ。短くて良かったけど。」



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にしかど(nskd@enpe.net)