劇団B


概要

構成員
主な作家
飯村弘一
主な演出家
飯村弘一
主な役者
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
不明(たぶんない)

過去の公演

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Vol.16 リリーフ(92.1)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


劇団B Vol.16「リリーフ」1月11日7時(1:29')
下北沢/駅前劇場 前2000円 当2200円 1/9〜12(6ステ)
作・演出/飯村弘一 03-3220-7314 客150(満員=桟敷まで)

どっかで名前を見たような気がしたから見た。全然知らない劇団。

ふと呼び止められる男。「簡単なアンケートです」と、お定まりの言葉が次から
次へと襲ってくる。宗教だ。勧誘だ。逃げ惑う彼。拒絶する彼。今度は「精霊の
宿る石」だと。困惑する彼。しかし、ひょんなことから、彼自身が「教祖」に祭
られ、信仰団体の中心となってしまう。彼自身は、単に昔の野球部時代を振り返
っているだけなのに。普通の男なのに。そして訪れる挫折と崩壊。集まった人々
は、次の教祖を求めて散っていく。取り残される彼。また始まる。

小丸さんは一昨日から宗教問題を調べ始めたとこだ。たら、いきなり宗教芝居だ
もん。偶然とはいえ、こわい。にしても、パターン通りのプロットだ。蔓延する
宗教・自己開発セミナーを扱っているが、なんのヒネリもない。そのまんま。で
も、ごく最近の現状はもっと明るいし、もっと軽はずみじゃないのかしら。間違
ってはいないと思うけど、いまいち斬りようがあったんじゃないかなあ。

役者の動きのすべてを演出が決めていて、どうにも不自由だ。

見終わって「うーむ、何も残らないなあ・・・・。」



Vol.18 ロスタイム(92.11)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


B Vol.18「ロスタイム」11月23日2時(1:27')
渋谷/ジャンジャン 2000円 11/20〜23(7ステ)
作・演出/飯村弘一 03-3220-7314 客100(8割)

劇団Bは毎年2〜3公演を行なっている。今回が第18回公演。小丸は第16回(92/1)
に続き2回目の観劇。その時は宗教を扱い、なかなかにホンは書き込んであった印
象があるが、宗教そのものに対する解釈は一般的であったような感じがした。今回
のテーマは老人(ボケ、孤独、時間、家族など)。見ごたえのあるホンだと思うが、
なぜか印象は薄い。なんちゅーか、新しい視点がない、のでしょうね。

●人間関係のトラブルを専門に扱う「なんでも屋」。会社のトラブルや男女間、
親子、友人間の問題に首をつっこみ解決する。料金はそこそこだ。今回の依頼
はレンタル家族。一人暮らしの老人の誕生日に、子供家族に扮した4人組が久
しぶりの訪問って段取り。だけどそのじいさん、ボケちまってるの。

じいさんたら、35才時代に戻ってる。まだ独身だ。レンタ家族は無用のもの。
大トラブル。じいさんの今日は恋人へのプロポーズの日。その後の不幸の始ま
りの日だ。一人ぼっちへと向かう日々。今のじいさんには生きる意味が、ない。

結局、誰かの記憶にとどめられることが「生きたあかし」ってやつ。自分を覚えてい
てくれる人の存在が、そこいらの老人が生きていける原動力だったりする。既に使用
済みになってしまった存在の追い詰められた苦境と、追い詰めた側の苦悩を描いてい
る。

前回の宗教よりは面白かったと思うが、やっぱツッコミが足りないような・・・。老
人の置かれた立場を、もっと違う角度から大胆に斬って欲しいよ。

役者はかなり段取りを決められてます。ハデな演技も、かなり型通り。新劇的な作り
です。主人公の新米なんでも屋も、ちょいと感情過多でぃ。

見終わって「単なる感傷に過ぎないと思う。でも、その通りなんですけど・・・。」



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にしかど(nskd@enpe.net)