走れ!ばばあの群れ


概要
東大の学内劇団が母体。チープなお笑いを志向。

構成員
主な作家
主な演出家
主な役者
吉井正勝
村田知樹
松下哲
森田賢
玉井耕平
中野良一
船引貴史
主なスタッフ
村田知樹(制作)
劇団の公式ホームページ
不明(たぶんない)

過去の公演

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マッチョマックス

−−− 【マッチョマックス】 −−− 走れ!ばばあの群れ −−−

1時間と15分ほどの、短い舞台です。

チラシにいつもへなちょこな4コマ漫画が載ってますが、舞台もち
ょうどあの雰囲気といえばいいのでしょうか。ハリウッド映画をタ
イトルに借りながら、衣装はみんな普段着で、セットもくそもあっ
たもんじゃありません。この辺の力の抜き方は、それ自体が豪華な
ものや一生懸命的なものへのパロディなのでしょう。というか、き
っと、豪華さで勝負したってどうせ映画やらNODA・MAPやら
にはかなわないわけで、それを知りつつそういうところを目指すこ
とへの一種の気恥ずかしさを、彼らは意識しているのでしょう。

ストーリーは一応あって、100人斬りを目指す殺人鬼を、改造人
間?マッチョマックスが追っかけて対決するというものです。これ
はまあ、娯楽映画的というか少年ジャンプ的というか水戸黄門的と
いうか、そういうものの単純性のパロディなのでしょう。だから、
はじめはそういうふうなストーリーものっぽいのですが、やがて脈
絡の確かさや伏線とそのあらわれなんてものは、少しずつ外されて
ずらされていきます。

この、ずれてはみだした部分が、彼らの持ち味のようです。まあ、
これは文章では説明しにくいのですが……。

殺人鬼がなぜか100人目として博多のアホアホ3兄弟を選んだり、
それで新幹線に乗ったら択捉島に着いてしまったり、悪魔だの女神
だのが脈絡なく出てきたり、ストーリーはなんだそりゃって方向に
展開していき、最後なぞは、マッチョマックスが殺人鬼の脳内に侵
入していよいよ対決か、って思ったら、いきなりプツッっと終わっ
てしまいます。

メインになるギャグについては、大阪っぽいベタなものから、シュ
ールなものまでいろいろ飛び出します。心の中の葛藤を、役者が次
々に言葉にして紙に書いて舞台に出てきて交錯したりどつきあった
りすることで表現するとか、暗転したままナレーション芝居をする
とか、仕掛けもいろいろ。

全体的に、とてもアイディアにあふれた舞台で、楽しかったです。

利己的遺伝子さんも書いていらっしゃいましたが、ここのリーダー
格の村田知樹は、非常に研究熱心な人で、お笑いについても小劇場
についても、かなり造詣が深いようです。そしてなおかつ、素直に
他人をフォローすることへの拒否感も持っている。そうすると、舞
台は多かれ少なかれ戦略的になるほかありません。それが、この芝
居の長所でもあり、欠点でもあるのでしょう。

欠点というのはつまり、盲目的なところがない分、パワーが感じら
れなかったり、丁寧である分、スケールの小さい感じがしてしまう
といったところです。まあ、そういうひたすらパワーで押すとか役
者のワイルドな個性で持たせるとかいうストロングスタイルへの憧
れ含みの反発が彼らの舞台の原点なのだとしたら、これは筋違いの
批判かもしれませんが。

ただ、とても面白いのに、ちょっと演出も役者も器用すぎて印象が
薄いというのはあるので、きっと、もっと思いきって戦略性を高め
た方がいいのかもしれません。作・演出の責任者をはっきりさせる
ことも含めて。このあたりは、次回に期待しましょう。

私の観た回は、女子高生は、少なかったです。

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【マッチョマックス】 走れ!ばばあの群れ
 吉井正勝 村田知樹 松下哲 森田賢 玉井耕平 中野良一 船引貴史
 1995.5.3-7 アートグラウンドエウロス 5.6 Sat Sw 後方 超満員
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(下の文章の文責:まねきねこさん)


5/6(土)3:00-4:15pm 晴 東中野・アートグラウンド エウロス  走れ!ばばあの群れ
 「マッチョマックス!」作・演出:? 満員50人、内女子高生15人(推定)

 お話。殺人気・アキラを追う探偵?・マッチョマックス。二人の死闘の行方は?。
 出演者男ばかり。これ珍しい。決しておしゃれじゃないとこは、親しみ易さ?。
 わかり易いギャグをテンポ良く、連ねてく。楽しい。新人コント大会総集編みたい。
 つぼを外さないのは、既存の笑いだからか。巧くまとめてるんだけど、なんじゃこ
 りゃの意外性がないの。ばばあが、なにかと問われると、うーんと思っちゃう。
 1/50人限定ギャグでも、冒険してほしいと思う、いやな客ねこ。
 村田さんの髪型は、顔形にあう。両鬢を後ろにやたら撫でつけるギャグ、あってて
 ○。(5/3-7、次回秋、場所未定、来年3月offoffシアターにて)
 
 客入れ。狭い商店街のせいか、近くの駐車場に整理番号順に並ばせる。前売り、当
 日清算、当日の順できちんと誘導する。マニュアル通り。それは、いいけど10数
 人しかいないのに、なんだかなあ。区別なしで、連番にしちゃえばいいのに。駐車
 場にいるとは知らずか、劇場前で待っている客5人ほど。そうだろうと思う。
 客入れは、2人が舞台に行儀良く立って、1、2回声かけてた。さして、誘導もし
 ていない。それなりの混みようだから、いいけど。これ以上客がきたら、巧くさば
 けるのか不安。入り口で立ってたのは、関係者?。にしても座るべき。なんのいい
 ことがあるの?。青山円形なども、おねえさんが立っているのを見るたび、そう思
 う。お客だったら、舞監、制作の配慮なしで、問題。あと、劇場小さいから、開場
 15分前でいいと思う。


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にしかど(nskd@enpe.net)