Et in terra pax


概要
杉本圭司と有村肯也の二人から成るパフォーマンスグループ。

構成員
主な作家
主な演出家
主な役者
有村肯也
杉本圭司
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
http://homepage.mac.com/eitp/

過去の公演

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[n'ou r'u:m] (94.7)


 渋谷のシードホールで、風変わりで印象的なパフォーマンスをみた。
 ジャンルがよくわからないので、ここに書いてしまおう。

 Et in terra paxは、杉本圭司と有村肯也(女)の二人組。役者のせり
ふや動きは排し、音と光を空間に満たすことで、個人と社会の関係性のよ
うなものを表現するのだという。(シアターガイド・じゃむちより)

 舞台は、光沢のある白一色。客席を除いた三方が壁に囲まれ、それぞれ
の中央には通路へと開くドアがある。ドア以外の部分には、背もたれの部
分が壁と一体化し、そこに小さな赤い電球を埋め込まれた椅子のようなも
のが並んでいる。

 正面奥のドアの上には白黒のモニターが埋められ、天井からはヘッドホ
ンが垂れている。左奥の椅子の上に、緑色の点滅光を発する小さな機械。
そして、中央に、純白の中性的な衣装に身を包んだ人間(有村肯也)が、
横たわっている。

 舞台を支配するイメージのひとつは、「内部と外部」である。三つのド
ア、モニター、ヘッドホンなどを通じて、光や音、映像、リズム、メッセ
ージが行き来する。さらにはもっと肉体的に、ドアからは緑に点滅発光し
ながら動く小機械(ラジコンカーのようなもの)が、天井からは赤く点滅
発光しながら跳ねる透明な球が、無数に執拗に侵入してくる。人間は、は
じめ内部中央、やがて左奥にたたずみ、こうしたさまざまなものの侵食に
身を任せている。中盤で不意に、肉体を動かして外部への激しい抗議のよ
うにもみえる壁へのボール投げ。そしてラストでは、部屋を出てモニター
の中に静かに横たわる。

 もうひとつのイメージは、「不思議の国のアリス」である。大きなテー
ブルの端にかたまって"No room! No room!"(もういっぱいだ!)と叫ぶ
三月ウサギ達に対して、アリスが"Plenty of room!"(いっぱい空いてる
じゃないか!)と言い返して侵入するシーン。この「侵入の挿話?」が、
文字スライドで壁に執拗に繰り返し映写される。うさぎの耳のような飾り
をつけたラジコンカーが横たわる人間のまわりを駆け回り、ヘッドホンか
ら"I shall be late!"の連呼が聞こえるシーンなども、アリスの世界のイ
メージの引用だろう。

 そうしたイメージを頭のどこかに置きながら、繊細な感覚に溢れてシン
クロする光と音に身を任せていると、心地好くももどかしい不思議な感覚
に包まれてゆくのがわかる。あくまで無機質に徹した空間が、なにか生き
物のようにみえてくるのもおもしろい。

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 7/7(木)20:00-21:00 最後列より観劇 客席:満員
 渋谷:シードホール 7/11(月)まで
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(下の文章の文責:まねきねこさん)


7/10(日)8:00-8:50PM くもり 渋谷・シードホール   Et in terra pax
 ”[n'ou r'u:m] ノー・ルーム” 構成・演出:杉本圭司    満員

 ランプ・アレイと音の呼応、おもちゃが、愉快。ちと、眠くなっちゃった後半。
 
 #492亮さんRに、舞台構成ほかの記載あり。参照ください。
不思議の国のアリスが、モチーフのひとつ。スライドの引用。三月ウサギが、
ラジコンカーとか。うーん。これ全体が、アリスの夢想の顕在化なのか。
どこでもない白い部屋で、音と光を使っての。

視覚には、楽しい。ニュースアナウンスなど、音と呼応明滅する、ライトの列。
”虫”のようにちょこまかなおもちゃ。ライトボール。開け放つ3方の扉とか。
ラストのブラック・ライトの目的は何?。お客(の服)を発光させ、舞台に
取り込む意図?。わからなかったねこ。

でも、人の動きがほとんどない。後半退屈してしまう。
どうも、パフォーマーの肉体存在でなく、舞台空間で表現するねらいみたい。
ねこは、DUMP TYPEみたいに、マシンと共演するほうが好き。


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にしかど(nskd@enpe.net)