Fuらっぷ斜


概要
カフカだのプルーストだのを下に敷いて、短いシーンイメージをオムニバスでつないでみせる芝居を続けている模様。

構成員
主な作家
吉岡友治
主な演出家
吉岡友治
主な役者
鈴木晴美
神田万紀
西村真
加茂克
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
不明(たぶんない)

過去の公演

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僕は毎晩宇宙に電話をかけている・・・ (90.8)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


Fuらっぷ斜/15回「僕は毎晩宇宙に電話をかけている・・・」(楽日)
8月5日2時半〜4時半 新宿・タイニイアリス 前2000円 当2300円
原作/稲垣足穂「一千一秒物語」 構成・演出/吉岡友治0482−53−1505

(初見)おかしーなー。Fuらっぷ斜ったら、結構有名なのに・・・。シ
ョートショート集はハズレだったぞぅ。隣の女子高生は寝ちゃうしぃ。そ
りゃあ私は大人ですから、女子高生と並んで寝るなんてエッチなことでき
ないから・・・、死んだふり。先日のTVでZ・BEAMが「小劇場な奴
ら」ってパロディやってたけど、早口で不条理な言葉の応酬って、もうギ
ャグだもの。まだイメージに頼ってんだもんなあ。


逸楽と日々 (93.9)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


9/3(金)7:30-9:30 曇/雨  ル・ピリエ     Fuらっぷ斜
  「逸楽と日々」    作・演出:吉岡友治 
   
 どっひ−、エッチになってる。息苦しい中で、オマヌケなのは変わんないけどね。
 
 ここ3年、欠かさなかったFuらっぷ斜。でも、”カフカものはもういいやっ!”
 てんで、前回公演は見送り。だって、いつも同じで息苦しくなるんだもの。三行半
 ど−も、劇団の方も同じみたい。「実際私たちも辛かったのです。」と折り込み話
 で、今回プル−スト。快楽−個人的で具体的なもの。その再現が今回の眼目らしい。
 舞台。草。天井白い布。転げたテ−ブル。鏡と消毒皿など。2階も使った広さと
 高さ。アリスをでてよかったな。独特の闇を抱くような照明も、イロイロ見せて
 くれます。

 お話し。いつものオムニバス形式、10話。SEX、SEX。嫉妬、後悔、レズビ
 アン、ホモセクシャル、浮気、押し付け愛など。仮面をつけてのマイムもいれて。
 6話「浮気の諸相」が面白い。下世話な話しだけど。他人の不幸は蜜の味。
 男女が仮面をつけ、女は胸やガ−タ−が見える服装だったり。男が触るでもなく、
 女の体をマサグルなんてのは、エッチ。緊張するじゃないか、もうっ。

 全体に緊迫した雰囲気で、肩から力を抜ける感じじゃない。台詞がつまらなかった
 りもする。これは前とおなじ。もっと、余裕もって、しなやかにできないかしら。
 惜しいなあ。


彼女の時の時


● 18の短いシーンからなるオムニバス。それぞれのシーンには、
わかりやすいタイトルがついています。全編に通底するテーマは、
他者への執着から生まれる悪意。人間関係の希薄化を描く芝居は
多いですが、ここで描かれるのは過剰に濃密な関係です。

● 「世話する」「ほめる」「けなす」などの中心的なシーンは二人
芝居で、一方が他方に対して過剰に執着し、それが悪意にまで高
まってゆく様子を描きます。これはわかりやすい。

● 他方、パーティーや仮面のシーンは、多数の役者が少ないせりふ
で群舞のように作っています。テーマとの関連は見えにくいです
が、雰囲気を効果的に作っています。

● 全編にわたって幻想的で猟奇的な音楽・照明・衣装が使われます。
これが、舞台の雰囲気作りに大きく貢献しています。舞台上の壁
と女性の衣装がシースルーなのも思わせぶりです。

● 鈴木晴美の妙なキャラクターが、妙に気になったのでした。

● 一部の役者にやや不満を感じたものの、非常に吸引力のある舞台
に仕上がっています。アヴァンギャルドな雰囲気を持ち、なおか
つわかりやすいというのはいいと思います。暗い芝居がOKの人
にはおすすめできます。

● 挨拶によれば、この形式で5年やっているとのこと。僕は初見だ
から楽しめましたけど……。

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【 彼女の時の時 −M.プルーストとJ.ジュネの作品より− 】
  構成・演出:吉岡友治
出演:鈴木晴美 神田万紀 西村真 加茂克 他
1994.8.31-9.4 下北駅前 全自 9/2Fri ソワレ 客席6割
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平行植物の夜 (95.09)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


9/9(土)7:00-8:30PM 晴 新宿・タイニイアリス(03-3354-7307) Fuらっぷ斜
 実験の夜・2「平行植物の夜 形状記憶のためのマニュアル」
 構成・演出:吉岡友治 前売2500,当日2800 最前列中央より 客席満員(100)

 3年振りのアリス公演。2年振りに観るねこ。オムニバス6つ(下記)。パフォ
 ーマンス色あるものとか、コント風だったりは変わらず。限定された世界を写真
 みたく、切り取るやり方が面白い。モノクロームの舞台・衣装、スポット中心で
 影ある照明とか、以前より洗練された印象。
 「浮気の諸相」が好き。勘繰る男女(ほとんど男なのが、なさけなくて今日的か
 。)の思惑会話が、カップル間で重なって共鳴したり、離れたりする。巧くて、
 微笑みねこ。(9/6-10 7ステ)
 
 プログラム
 1「ボビー・ワトソン」天井からのスポットライトの中、数組の男女が破れ傘を
  さして回り、囁く。ボビーの娘はボビー・・。みんなボビーな世界。
 2「金を借りる関係・1」OL?二人。父がもうこれあれそれで。もうめけめけ
  が骨折で。お金貸してくれない。だから、これあれそれ。噛み合わない会話。
 3「浮気の諸相」キスしていいか。え。あのころは。とか3組のカップル。無頓
  着女。うんざり女。こわもて・浮気したい?女。に男達は困惑・疑心暗鬼。
 4「金を借りる関係・2」お金貸してと言う男に、貸し続ける女。貸し借りは無
  限ループ。これじゃ、いけない。けど。
 5「仮面の出会い」マスクをつけた男女の遭遇、無頓着。マイムプレイ。
 6「永遠のお茶の快楽」蝉って眠るのよ。寝てる間に私が潰しちゃった蝉は、夢
  かどうかわからず死ぬのかしら。3人の女性の回りで、ばっこ、さ迷う人々。


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にしかど(nskd@enpe.net)