東京ギンガ堂


概要

構成員
主な作家
品川能正
主な演出家
品川能正
主な役者
江口信
福松進也
倉沢満夫
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
不明(たぶんない)

過去の公演

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Vol.1 ブレイン・ストーム (92.6)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


東京ギンガ堂 Vol.1「ブレイン・ストーム」6月27日2時(1:56')
表参道/青山円形劇場 前3000円 当3300円 6/25〜28(6ステ)
作・演出/品川能正 03-3352-6361 客200(7割)

ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」を骨組みに、賢治の「銀河鉄道
の夜」、別役実の「ジョバンニの父への旅」を多用しての感動的エンタテインメ
ント。小丸にはなんだか、エセ・ヒューマニズムに感じたんだが、なんでかなあ。

劇団OFF・OFF・OFFは84年に同志社大学の演劇集団Qを母体に結成され、11回の公
演の後、89/11から活動休止していた。SF仕立の現代世相芝居を上演。昨年12月、
復活予告プレビュー公演を果たし、今回「劇団OFF・OFF・OFFラストステージ→東京
ギンガ堂1stプレゼンツ」として再スタートを切った。

●脳医学教授の大胆な実験。IQ50の少年ミチルの大脳を外科的手術により、
ニューロンを急激に増殖させ、あっというまにIQ180の天才に。頭脳の発
達と精神の遅れから生じる摩擦。銀河鉄道の世界に閉じこもるミチル。現在の
人間ミチルと、かつての低脳少年とのギャップ。人間じゃなかった自分。通り
すぎる外国人労働者の行列。見守るドードー鳥。魅力的な女性カズミにより解
放された。しかし、大脳仮説の欠点を発見し、不安が。実は教授の助手も低レ
ベルの手術を受けた存在。その助手の退行。仮説の過ちを正さなければ。残さ
れた時間との戦い。そしてついに・・・。

「人間じゃない存在」って例えそのものが差別じゃないのかなあ。それに対する
同情ってのが差別でしょ。「精薄」って平気で使ってるけど、その言語感覚にエ
セ・ヒューマニズムを感じるんだ。単に脳の一部にハンデがあるってだけで、顔
にハンデのあるやつや、体形にハンデのあるやつと同じなんだからぁ。どしても
わざとらしい同情だし、感動的なエンディングがうそくさかったなあ。

見終わって「エンタテインメントしてて楽しめるんではあるけどさ。どーも。」



クレイジー・フルーツ


● なかなかスキのない舞台です。

● ファザコンのお話です。作家の夢野久作とその父で政界フィクサ
 ーの杉山茂丸との関係を、父の死後に久作が回想する形で描きま
す。実話と久作の小説「ドグラ・マグラ」の世界とをベースにし
た、オリジナルなフィクションです。

● 久作役の江口信がすばらしい演技をみせています。せりふがしっ
かりしているのがいいですね。チョイ役ですが、乱歩役の倉沢満
夫も巧さが目立っていました。

● 丁寧な作りには好感が持てるのですが、やや単調なのが気になり
ました。久作が精神病院に入れられるシーンのような派手目で幻
想的な演出をもう少し増やすといいのに、と思いました。

● 作者の夢野久作へのこだわりはひしひしと感じられるのですが、
こだわりをもたない観客にとってはやはりとっつきにくいテーマ
ではあります。(^^;

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【クレイジー・フルーツ 夢野Q作とドグラ・マグラ】
  東京ギンガ堂 第5回公演  作・演出/品川能正
 江口信(夢野久作)福松進也(杉山茂丸) 他
 1994.9.14-20 スズナリ 9.16Fri ソワレ 椅子5列目 ほぼ満員
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にしかど(nskd@enpe.net)