ガーディアンガーデン演劇フェスティバル


概要
代々木のフジタヴァンテで開かれるフェスティバル

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第6回ガーディアンガーデン演劇フェスティバル
公開二次審査 (95.12)

無料には目がない私です。「若手劇団の登龍門」と呼ぶ人ぞ呼ぶ第
6回ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバルinフジタヴァン
テの公開二次審査会があるとの情報をキャッチし、平日の昼間にわ
ざわざ代々木くんだりまで痛む足を運んでまいりました。なぜ足が
痛むかというと、こないだ手術したからです、私事ですが。

3分遅れくらいで着くと、会場はもう満杯。いったいどこからこん
なに人が駆けつけたのだろう。あなどれないぞ、第6回ガーディア
ン・ガーデン演劇フェスティバルinフジタヴァンテ。一番手は東
京キメラだ。キメラって何だ。とか思ってたら、私の周囲20人く
らいが一斉に立ち上がって退場するではありませんか。そう、なん
と、観客と思われた群集の85%は出番待ちの参加者だったのでし
た。あなどれるぞ、第6回ガーディアン・ガーデン演劇フェスティ
バルinフジタヴァンテ公開二次審査会。さあ開始。

東京キメラは白塗りの女の子グループが輪になって歌をうたってグ
ルグルで人を食べてさようなら。きれいな壁と床、さんさんの照明
の下じゃ雰囲気出ないっす。★

さっき立ち上がった20人が2番手のイデビアン・クルー。黒レオ
タードに名前入り白トランクスで踊る踊る。私受けまくる。こうい
うダンスもあっていいのだ。これでいいのだ。★★★★★

マダムゴールドデュオは3人組のお笑い。線が細いけど、ひねたセ
ンスは買いだ。でもテレビの新人コントグループって感じで、演劇
フェスの枠では選びにくいよねえ。★★

続いては拙者ムニエル。「拙者ムニエル5割増し」がコンセプトの
プレゼン風ギャグを素敵にくだらなく。私は一角獣男の活きの良さ
で受けたけど、審査員の方々、引き気味か。★★★

休憩はさんでZONTA。女の子二人で等身大自分探し風に起承転
結、すっきりりん、あれ? ちょっとふたりよがり(えっちな意味
ではない)の自己満足っぽくはないかねえ。★

ツキユク。ホームドラマ風の普通の芝居、ダラダラ。最後に映像で
オチ? 演技を見せるって意味では正攻法なんだろうけど、10分
のプレゼンでこれってインパクト薄くないかい。★

ラス前、劇団岡村靖幸。ストリート系のファッションにダンスで責
めようってのはちょっとみ新しっぽいけどどうですかねえ。芝居が
おもいっきりクサいのもなんとかしてほしいし。★

ラストは動物電気。格闘ロマン。師匠の娘がさらわれた。暴れ柔道
で救出だぁ。なんてなチープなストーリーとやたら真摯な体の動き
のミスマッチにやられた。★★★★

てなわけで、私が選ぶなら
(1)イデビアン・クルー(2)動物電気(3)拙者ムニエル 次点/マダム
ではい決定。パチパチパチ。

でも審査員の皆さんは、イデビアンと動物電気はいいとして、3番
手、マダムゴールドデュオか岡村靖幸かで大もめ。レなんとか・ロ
ーズもまっ青な論議の結果、岡村に決定、私大不満。まあ結局は、
「女子高生を劇場に呼べる新しいタイプの芝居」かも?って期待感
を岡村派の方々は買ったのでしょう。が、それって安直でないかい、
と私は声を小にして言いたい。

この審査会の特徴としては、(1)広くて明るい舞台(2)10分の時間
(3)イジワルな客の3つが挙げられます。(1)は人数が多くて明るい
ものが有利ということです。東京キメラの暗さは死んだし、ZON
TAやマダムは人数的にさみしい感じがしました。(2)はバカパク系
の出し物が有利ということです。ストーリー物は不利です。ZON
TAは起承転結を10分に圧縮しようとしてわけわかめだし、圧縮
せずそのまま持って来たツキユクはメリハリに欠けました。(3)はつ
まり、客はほとんど審査員とライバル劇団ですから、冷ややかなな
反応しか期待できないわけです。そこで意気消沈しちゃったのがマ
ダムや拙者で、動じずマイペースで押し通したのが合格した3劇団
だったという気がします。

まあともかくいろんな劇団のエッセンスをちょろっとずつ観れたの
はおいしかったですし、プレゼンと質疑応答、その場で審査という
スタイルも緊張感があってとても楽しめました。観客の私達も休憩
時間に勝手にあーだこーだで盛り上がり、「あんたら審査員か!」
というツッコミがどこからともなく入ったりしてた次第です。

PS 満票で当選したイデビアンの祝勝会にお邪魔してきました。
  主宰の井出さんは笑顔のカワイイやんちゃ坊主でした。



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にしかど(nskd@enpe.net)