ハラホロシャングリラ


概要

構成員
主な作家
中野俊成
主な演出家
中野俊成
主な役者
滝裕次郎(バラライカ)
松澤仁晶(バラライカ)
山本佳希(バラライカ)
いんげん
徳永あおい
石黒亜実
河野景子
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
ハラホロシャングリラ

過去の公演

劇団リストのページへ

Vol.6 スタッカート (92.8)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


ハラホロシャングリラ Vol.6「staccato HARAHORO-MEGA-MIX」
7月31日7時半(1:55'+10') 新宿/シアターモリエール 前\2500 当\2800
7/29,30,31(3ステ) 作・演出/中野俊成 03-3304-4205 客160(満員)

先日の「高田文夫杯争奪OWARAIゴールドラッシュ」で優勝した「バラライカ」が
中心として所属する「ハラホロシャングリラ」は、過去に5回の本公演と2度の
番外公演、バラライカ・ライブを1回、行なっている。そういや、フジテレビ深
夜の「五コマくん」に出とったですよね。

本作は5度の本公演(「いまどきの普通」「想像絶する300円の謎」「君はバ
カを見たか?」「シャカリキ」「ポコアダジオ」)の中からの好評なものをセレ
クト・ミックス。なこと知らないから、一部関連のあるものをつないでの20数
本の連続コントみたい。一つ一つのネタの水準は高いぞ。今日は楽日ということ
で(?)、本編の後にバラライカの代表的ネタを10分、おまけしてた。

コントといっても、三木聡や宮沢章夫のそれと同じで、オチのない世界もある。
ここも人力舎関係の劇団だ。テレビや、先日のゴールドラッシュでもやっていた
ネタを記すと、「拷問:どうしても白状しない男の前に、その恋人を連れてきて
みんなで彼女がすっ裸になっているところを想像するぞ、と脅す。それも、裸で
田植えをしているところなど、あられもない姿をだ。男は観念する。」「続・拷
問:どうしても白状しない男に、靴下がさがったまま、ワイシャツのすその出て
いるやつ、7拍子を途中でやめる、言いかけたことを途中でやめる、見知らぬ人
を連れてきて拷問するがその人が誰だか教えない、など、イライラをつのらせて
白状させる。」

かなり練り込んだネタの連続。一言では言いがたいが、現代人の不安や心理をつ
いてくる。作・演出の中野は何者か知らないが、なかなかの手腕だ。終演後、楽
日ということで挨拶した中野は、シティボーイズライブの三木同様、かなりいか
がわしいやつだった。期待できるってもんだ。

ただ、メンバーの芝居がかなり普通の芝居で(「的確」とも言えるが)、もっと
高いテンションで壊せればいいんだがなあ。

見終わって「疾風DO党の金田さんが参加。いい芝居してた。」



Vol.6 ぬりたてのペンキ (92.12)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


ハラホロシャングリラ Vol.6「ぬりたてのペンキ」12月26日7時半(1:41')
原宿/ラフォーレミュージアム エスパス 前2500円 当2800円 12/25〜27(5ステ)
作・演出/中野俊成 03-3715-6405(オズマ) 客100(8割)

若手の3人コントグループとして注目されている「バラライカ」が参加している劇
団。人力舎系の中野のホンが、シティボーイズのおける三木聡や宮沢章夫の存在と
同様に作用していると思われる。着眼点のスルドサで、楽しめる。

●マンションのご近所つきあい。3組の夫婦とその他。問題点は以下の通り。

1.ゴミの分別。靴は燃えないゴミ。燃えるのに燃えないゴミとするのは?。
2.年越しそばは何時に食べる。年が明けてからなのか?。
(これについては、本番中に舞台から渋谷の某そば屋さんに実際に電話
して確認したところ、そこの店の見解としては「年内に食べる方が良
い」が、「自由にして」ということだった。)
3.テレビのリモコンがなくなってしまう。
4.公園にある大きな四角い物体を見て、持ち上げたくなるかどうか。
5.「だるまさんがころんだ」が「ぼんさんがへをこいた」と「インドじんの
くろんぼ」と同じか。また「ペルー人がゲロはいた」の正否は。(ちなみ
に小丸の田舎(福島)では「くるまんとんてんかん」だったのだが・・・)
6.「だるまさんがころんだ」の遊び方は。手を切ったあと、どうやってみん
なを止めるんだ・・・。いまだにわからない・・・。
7.コードレスの受話器がなくなってしまった。
8.ゴミ捨て場で拾った宝くじ(未発表)の所有について。また、その結果は
知らない方が良いのかどうか。

笑かされましたねえ。短編のコント的につないでいくのですが、中には眠いのもあ
りますけど、最後には全体をちゃんと結びつけて、「不安」な笑いをキチンと構築
しています。なかなかでぃ。

マンション室内のシーンで登場する謎の3人家族の存在も、不安を増幅します。人
間の心理をついて笑わせます。うまい。

見終わって「だるまさんがころんだの遊び方っていったい・・・イライライラ。」



考える人 (93.7)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


7/29(木)7:30-9:20 晴れ シアタ−・モリエ−ル  ハラホロシャングリラ
  「考える人」     作・演出:中野俊成 3列中央

 つまらない。小理屈な笑い、いまいち。演出も、思わせぶりでいや。
 あらためていわれると、考えてしまうことを題材に。おおまかには、二つ。
 不断考えないこと(昔話の結末は。 注射がどのくらい痛いか など)。
 不断無いこと(会社の机下で、お茶を飲んでる男になんと言うか など)。
 
 5つくらいのエチュ−ドで構成。全体みたような題材で、先が読めちゃう。
 まずここで、興醒め。若干間延びした演技が、じれったい。
 おしゃれ音楽、照明を入れるのも、思わせぶりでいい気持ちしない。
 中野俊成の揚げ足取りネタは、好き。着眼は感心する。が、次回に期待。


いちばん大事なもの (94.8)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


●8/23 ハラホロシャングリラ「いちばん大事なもの」作・演出/中野俊成
(新宿シアターサンモール) 1:37' 満員 2000円

コントグループ・バラライカを中心とした劇団。テレビの構成作家として活躍する
中野が作・演出。本作は92年12月の「ぬりたてのペンキ」(原宿)の再演。

初演との違いは、妊婦の大群が登場したことと、そば屋への電話が「年越しそば」
についてだったことぐらい。ほとんど同じ内容だった。

でも、舞台上から実際に近所のそば屋へ電話して、「なぜたぬきそばには揚げ玉が
入っているのか」を尋ねるのって、スリル。この日に選ばれたそば屋さんは「今は
わかりませんねえ」と逃げていた。もちろん、そば屋さんはその声が300人の客
席に流れているなどとは知るよしもない。

ほとんど同じ内容なのに、やっぱし笑ってしまった。最初のうち、バラライカ3人
の芝居が堅かったけど、「だるまさんがころんだ」あたりからいつものペース。バ
ラライカのネタ同様、着眼点がするどいよなあ。宮沢章夫・三木聡・中野俊成の3
人を人力舎系放送作家系歪み系演劇人と呼ぼ、。



からっぽなクラゲ (96.5)

当日配られた紙切れより抜粋。
-----
本日予定されていた『たったのこれっぽっち』は作者急病の為、
急きょ『からっぽなクラゲ』再演となりました。
-----
イヤだという場合、払い戻しが可能かどうかは聞くの忘れました。

でお芝居の方ですが、面白かったです。

お笑いなのですが、かなりストイックなお笑いです。客を大爆笑さ
せるような仕掛けを、使ってません。下ネタ、客いじり、飛び道具、
アドリブ、定番ギャグ、突飛な設定、面白キャラ、ハイテンション
などはほとんどなし。役者の演技は地味で丁寧です。

で何が面白いのかというと、純粋にネタが面白いんです。日常に潜
んだちょっとしたおかしさを拡大してみせてくれるという。物語は
おまけ程度についてて、一応全編をゆるく統一してます。

日常ネタとはいえ、日常クサさはありません。日常とはズレた世界
です。セットが直方体の箱だけを使った抽象度の高いものだったり、
せりふがほとんど丁寧語で話されてたり、口調に熱がなかったりす
るものだから、なんかズレるのです。

そんなわけで、爆笑してすっきりするには向いてませんが、くすく
す笑ったりにんまりするには向いているお芝居ですね。お腹をすか
せて観に行ってはいけません。



劇団リストのページへ
にしかど(nskd@enpe.net)