IQ150


概要
仙台の劇団。

構成員
主な作家
丹野久美子
主な演出家
丹野久美子
主な役者
丹野久美子
西澤由美子
遊佐ミカ
八幡牧子
主なスタッフ
只野展也
劇団の公式ホームページ
http://www.iq150.info/

過去の公演

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寝物語 (90.9)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


I.Q150「寝物語」9月14日(初日)7時(2:05')
渋谷ジャンジャン 1800円均一(当日でもいいから電話して) 16日まで
作・演出/丹野久美子 劇団022-295-5962(仙台) ジャンジャン03-492-0641

濡れ場てんこもり。主宰の丹野さん、いい女。あーゆーのを体当たりってんだ
ろね。男と女の運命的な出会いってんですか、巡る因果の糸車、大人じゃーん。

ホンがいい。もちっと整理できるとは思うけど、岸田戯曲賞の候補ぐらいには
なるぞ。月刊新劇が掲載してもいい作品だな。おおっと、この劇団、仙台で1
979年結成。今後、福島(22,23)、山形(29,30)、岩手(10/6,7)、仙台(19〜21)
を回る。役者も力演してる(いい役者がいるぞ)し、地方の方はこぞって行って
くださいな。作品は、平泉での忠衡・泰衡兄弟とお綾との因果が現代のタダシ
君・アヤちゃんとお兄ちゃんへ巡り、そしてさらに・・・。結構行ける。

見終わって「丹野さんて、芝居に首までつかっちゃってて、足洗えないんだろー
なあ。応援したくなるぞい(上京2回目)。
しかし・・・せつない恋が・・・、したいもんだあねえ。」



女ともだち (91.7)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


I.Q150「女ともだち」7月9日7時(2:25')
渋谷/ジャンジャン 1800円(当アリ) 7/8〜10(3ステ)
作・演出/丹野久美子 03-3462-0641ジャンジャン 客150(超満員)桟敷+立見

仙台在住の劇団。今年のパルテノン多摩小劇場フェスティバルで「寝物語」
で優勝。8月にアリスフェス、11月にシアターVアカサカ公演がある。

ライブ。計算し尽くした普通の酔っ払い。役者をさらけ出す。見て得した気分。

今回は、丹野さんが「30になったら女三人の芝居をやる」とワガママ興業。丹
野久美子趣味趣向公演と銘打っている。女三人、芝居とも本音ともつかぬ生の罵
り合い。本物のビールとウィスキーを飲みながら。2時間でボトル1本空けた。

ホステスやってるトモエのマンションに、恋人の浮気を知り別れる決心をしたト
キワ(コンピュータ会社勤務のOL)が訪ねてき、夫と別れカメラマンの恋人と
旅行を計画しているシズカ(グラフィックデザイナー)も訪ねてくる。そうなり
ゃ当然、酒くらって出るわ出るわ男の悪口。トキワとシズカは興奮してケンカ始
めるし、トモエはムチウチでノド痛めて熱っぽくて身体だるいのにぃ。酔ってる
から何が何だかわかんない。女三人で下ネタ、悲恋、バカさ、愛しさ。

途中40分の「歌って踊ってライブショー」も楽しい。ぜひ年一回やって欲しい。

見終わって「最後、マジで酔って、挨拶がしどろもどろになってる丹野さん素敵。
あの子は身体壊すタイプだから、誰かナンパして東京に置いておく
べきだなあ。ちゃんと芝居だけをやらせなくっちゃだよ。」



眠れぬ夜の羊は少年 (91.11)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


I.Q150「眠れぬ夜の羊は少年」11月11日7時(2:15')
赤坂/シアターVアカサカ 前指\3000 前自\2500(当+\300) 11/10〜13(5ステ)
作・演出/丹野久美子 03-3583-6040(Vアカサカ) 客100(6割)

79年仙台で旗揚げ。今年のパルテノン多摩小劇場フェス(3月)で「寝物語」が
優勝。7月に渋谷ジャンジャンで「女ともだち」、8月に新宿アリスフェスで「
寝物語」を上演。仙台を拠点として注目されている。音楽・生演奏/只野展也。

でかい小屋は初めてだったのかしら。やりまくり→やりすぎ→くどい。

箱入り少女の大人前夜の眠れぬエンタテイメントドリーム。襲いかかるごった煮。

エンディングが5回ぐらいあった。ギャグが受けないのは、ネタのせいじゃなく
て、あまりの押しの強さにお客が引いてただけだよ。舞台が広いからといって、
そこまでリキんでユニゾんでナラんで叫んでんのは何でなんでぃ。しつこい女は
嫌われるんだぞ東京じゃ。まるで何かに憑かれたかのように丹野さんあバレる。

私は「丹野さんだから許そう」と思う。どーしようもないオンナだかんね。でた
らめなホン。むちゃくちゃなホン。まとめる意思を拒否したホン。それはそれで
いいんだが、その演出はちょっと苦しい。シンプルで見たい。演出過剰だ。たく、
いい男4人並べて、端から順に濡れ場やってくなんてぇふざけた芝居作りおって
ぇよぉ・・・うらやましぃぜ。ばかばかしくって、笑ってしまったぜ。

見終わって「私は『女ともだち』の方が好きだ。」



夢幻少女 (92.2)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


I.Q150「夢幻少女〜可憐な少女よしえに捧ぐ〜」2月10日(2:11')
駒場/アゴラ劇場 前2500円 当2800円 2/8〜11(5ステ)
作・演出/丹野久美子 022-295-5962 客120(満員)

仙台の劇団I.Q150(アイキュウイチゴーマル)は、代表作の「寝物語」が東京でも評判となり、
昨年は3度上京し「寝物語」以下3作品を上演した。79年結成。今作品は、実際に
劇団で起きた、失恋少女の自殺を元とし、その恋人だった男が回想する形でエンタ
テインメント化して構成した。

劇団なわけよ。明るく葛藤しながら芝居を作ってるわけよ。21歳娘は恋と演劇に
はまってるわけよ。主役をもらった上で、ジャーマネとできちゃうわけ。だけど、
捨てられるわけ。だからっつって、勝手におっちんじゃうわけ。焼身。・・・すげえ。

よくまあ、こーゆーネタを芝居にしたもんだ。最初っから「事実」を示してるんだ
から。フィクションならもう少しうまく作れるだろうに、なんせ事実だから。丹野
さんにとっては理解できないもんだから、残されたものたちは「ナゼ?」のまま。
死にゆく少女もトートツだ。一応、2度も同じことを繰り返して、彼との仲が崩壊
し、彼女の精神が壊れていく様を描いてはいるんだけど、不十分。「あたしはここ
にいるのよ」とか言っても、んなもん聞こえません。そーゆーもんだべ。結局、少
女のひとりよがりなわけだけど、もうちょっとつっこんで欲しかった。

でも、残された側として、絶対、理解できないし、理解したくないだろうねぇ。

演出的には、ひとつひとつのシーンが長くて、くどい。振り付けとかも大げさだよ
ねえ。「眠れぬ夜の〜」路線だ。エンタテインメントに仕上げたい意図はわかるけ
ど、見てて「恥ずかしい」と思ったのは私だけかしら。照れて笑ってしまったぞ。

役者は相変らず丹野さんが断トツで、周りがいまいち伸びてないなあ。

結局、「寝物語」を越える作品はできていない。新作に期待したい。スタジオが焼
けて借金増えて上京が困難らしいが、せめてジャンジャンの「女ともだち」だけは、
やって欲しいなあ。あたしゃ「女ともだち」が一番好きだ。

見終わって「客入れから振る舞い酒まで、スマートさが全然ないんだよね。そのノ
リはある意味では貴重ですし好きですが、ちょっと恥ずかしい。」



女ともだち2 (93.8)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


8/25(水)7:30-9:45  晴暑 タイニイ・アリス   IQ150
  「女ともだち2」   作・演出:丹野久美子  2列  

 めちゃでござる。でも、涙の彼女達にドキドキ。いやはや、タンノは元気だ。
 
 ジャンジャンでの女ともだち。いけんかった。今回、変えてあるのかな?
 女3人のなんだかんだ話しから、モノロ−グ。で、心根言いたい放題の替え歌
 、涙付きカラオケ大会を経て、もとい。じゃね、ばいばいまで。 

 前半。ケンカする二人を後ろに、ヨモヤマ電話するトモエ(丹野)の場面、
 こういうの好き。あと、カラオケ大会ですね。本気で替え歌です。
 女の涙はドキッとします。
 終わりなきタンノの意欲、もりあがりにもうヘロヘロ。すげ−けど、疲れたわたし
 もう、マトマリナイとか、ホンガナアとか、ナゲエヨなのですが、この姿勢は、
 かいます。えらいです。パチパチ。

 役者。丹野の友達二人が、侍女ってほどではないが。弱い。とはいえ、火に油を
 注ぐ女、シズカ33才双子座(西澤)の減らず口は、好み。あきない女性です。
 新婚のトキワ(伏見)は、ほんとに新婚で旦那が来てたりする。チラシの写真は
 マジだったのです。三人とも、SEXはすれどHじゃないとこに、好感。

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


I.Q150「女ともだち・2」8月25日7時半(2:16')
新宿/タイニイアリス 前2500円 当2800円 8/23〜26(4ステ)
作・演出/丹野久美子 022-295-5962 客120(ほぼ満員)

仙台の劇団。本公演では大人数でハデな物語をぶちかましてくれる。アリスフェス
参加の本公演は、「丹野久美子趣味趣向公演」と銘打ち、女優3人による「酒乱・
下ネタ・恨み・クズ女の主張」公演と成り下がっている。好きです。

この芝居は2年前にジャンジャンで初演されている(91.7.8〜10=3ステ)。設定や、
やっているネタはほとんど同じ。もちろん、2年間の月日は女を変える。特に30
過ぎてからの2年間は。とにかく「30になったら女三人の芝居をやる」との丹野
さんの意気込みで始めた芝居(今年33だから、実は当時は31だったのだ)だけ
ど、この2年間にもいろいろあったんだ。一人はほんの1ケ月前に結婚するし、劇
団は火事起こして借金背負いこむし、とにかくそこで話される下ネタが、2年前よ
りずっとドギツイ。つうか、照れがないのか、お前らは・・・。

当時の小丸のRによると、3人の設定は「ホステスやってるトモエのマンションに、
恋人の浮気を知り別れる決心をしたトキワ(コンピュータ会社勤務のOL)が訪ね
てき、夫と別れカメラマンの恋人と旅行を計画しているシズカ(グラフィックデザ
イナー)も訪ねてくる。」だから、トモエは相変らずホステスだけど、残りの二人
はちゃんと2年の経過を示している。

酒を飲むとか、二人がケンカして泣きわめくとかも同じだけど、仲裁に「フライン
グボディスラム」をかますとか、ひっくり返って頭を打つとかの動きまで同じ。も
ちろん●ンコのネタもだ。「ラブホテルにて」シリーズは増えたと思う。コンサー
トで歌った曲は、一部新曲もあったが、ほぼ同じ。ちゃんと再現されているのだ。

噂では初日は3時間あったらしい。2年前に小丸が見た時(2ステ目)は2:25' と
なっている。今日は2:16' だった。見るのが2度目というのもあるかもしれないが、
なんだか全体の密度が薄くなっているように感じたなあ。もっとギュー詰めのよう
な気がしたよ2年前は。時々、白い空間が見えたもの・・・。

2年前は、ほんとのベロンベロンに酔ってしまったのよ丹野さんは。最後は足元よ
れよれだったもの。今回は、ちゃんとしてた・・・。この日の酒は本物だったのだ
ろうか・・・。ま、量が減っているのは確かだけど・・・。

にしても、小丸はこの作品は傑作だと思う。リアルだし、キチンとしてるし、ライ
ブ感あるし。芝居っちゅうのの本質を見せていると思うんだ。シリーズ化して、毎
年やってほしいと思うぞ。リアルタイムで変化してって欲しいし。んだって、こい
つら、一生、男運悪そうだもの・・・ごめん。

見終わって「めぜせ!、演劇版『北の国から』を。」



女ともだち3 (94.8)


● 楽日の公演をみてきました。トキコバージョンです。

● 大好きです。最高。元気がでました。

● 役者の痛切な現実というのは潜在的な訴求力を持っていますが、
それを芝居の架空のキャラクターに載せたことで、うまく増幅
して感動?にまで高めています。カラオケを挟んだ構成もいい
です。いい役者・脚本・演出がそろってはじめてできる快作だ
と思いました。

● うまさではトモエの丹野久美子がだんとつです。シズカの西澤
由美子はきれいでかっこいいです。わがままで高ビーな女(の
役)ですけど、個人的には一番好きです。トキコの遊佐ミカは、
たどたどしかったですが、不器用な役柄ですから、それもまた
良かったのではないかと。みてるぶんにはみんな可愛くていと
おしいです。

● 客入れや前説、終演後のお酒のふるまいなんかも含めて、すご
く好感の持てる劇団だと思いました。応援したいですね。

● 今後の展開も彼女達の私生活しだい。頑張って男達とすったも
んだしてほしいものです。

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【女ともだち・3】 I.Q150 丹野久美子趣味趣向公演
  作・演出:丹野久美子 音楽:只野展也
出演:丹野久美子 西澤由美子 遊佐ミカ/八幡牧子(日替)
  1994.8.9-12 アリス 8/12Fri 楽日ソワレ 最前列より 超満員
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(下の文章の文責:まねきねこさん)


8/10(水)19:30-21:40PM 晴 新宿・タイニイ・アリス 劇団IQ150
 「女ともだち3(副題?)」  作・演出:丹野久美子 客席9割(100人)

 1年経っての再会。懸命でけなげな女3人、本音・本気芝居。よいです。

 1:ジァンジァン('91-7)、2:アリス('93-8)に続く3回目。登場人物が、
 公演間の実時間分変化していく。演技も超自然(カラオケ前)なお芝居。
 「良妻賢母」が信念のトキワ役:伏見
 典子が育児休暇中。彼女については、私生活のイベントがほぼそのまま舞台。
 とすると、そのうち子供も舞台に・・もあるかも。

 ホステスのトモエ(丹野久美子)は、相変わらず男がいない。言い出せない相手
 は2と同じ人?。情熱ヘビ女、全男性に愛を振りまくシズカ(西沢由美子)は、 
 またまた不倫相手とうまくいっていない。しょうがないなあ。でも、愛すべき
 女達だ。トキコ(遊佐ミカ)は、確かにトキワと重なる。そいえばお話しも2と
 同じ感じ。今回短期間でつくったらしい。別のは、創りこめなかったかな。

 本気演技と後半のカラオケ大会の盛り上がりは、今回もすごかった。前回同様
 ほんとに缶ビール各1本と、3人でウィスキーボトル8割方のんでました。
 たいしたもんだ。連日の東京猛暑で体調壊さないか、心配です。

 座る芝居が多いし、できれば彼女達が真近でみれる最前列がよいです。
 客いじりもあんまないし、きらいな人も大丈夫。丹野さんがお菓子くれたり、
 西沢・歌手が握手しにきたり、手で頭ぽこっとされたりの程度です。



(下の文章の文責:一寸小丸さん)


IQ150「女ともだち・3」8月10日7時半(2:05')
新宿/タイニイアリス 前2700円 当3000円 8/9〜12(4ステ)
作・演出/丹野久美子 022-295-5962 客100(ほぼ満員)

仙台の劇団IQ150が、丹野久美子趣味趣向公演と銘打って、アリスフェスティ
バル参加。91年の渋谷ジァンジァン、93年のアリスに続く、30女の酔っ払い
公演。本物の酒を飲みながらの芝居ではあるが、3回目ともなると周到に計算され
稽古されたものであることがわかる。ほとんどアドリブなし。お馴染みの三人のう
ち、一人がおめでた欠席となり、代役がダブルキャストとなった。この日はトキコ
バージョンであったが、本来のトキワとは若干のキャラクターの違いがあるものの、
動きもセリフもほとんど同じものとなっている。丹野さんのトモエが水商売のマン
ション暮らしで、男がいない。友人のシズカ(西澤さん、キャアアッ)がキャリア
のGデザイナーで不倫女。残る一人が「いわゆる主婦」というパターンを崩せない。

女三人でやるスケベ話しも、いまいち新鮮みがなくなったなあ。ネタが一緒だとい
うだけじゃなく、役者が慣れたんじゃないのかなあ・・・。構成も一緒だもんなあ。

とにかく一言言いたいのは、「丹野さんは太ったぞ」だ。あれで超ミニであばれま
くるカラオケショーは反則だ。渋谷の時は、カッコ良かったにぃぃ。実生活で、
男と泥沼をやって、ちゃんと身体壊してないんじゃないの。いかんなあ。

いいかげん、丹野さんは新作を書いて欲しいぞ。まだ、寝物語を超える作品に出会
ってない。だもんだから、年に1回、この女ともだちを見れりゃ充分と思ってしま
う。いろいろ不満はあるけど、年に1回、こいつらに「会いに来る」のが、とても
楽しみだもの。今回はとうとう西澤さん(キャアアアッ)と握手してしまったし。

西澤さんのキャラクターは、久しぶりに不倫の恋人に会いに来るという設定なのだ
から、やっぱパンツは赤のヒモパンツにして欲しい。それぐらいの気合いが入って
いるはずだもの。男を訪ねるのに花束を持っていくオンナ。黄色いハデな洋服、ど
うみてもエッチっぽい服、化粧も充分臨戦体制。花束だもの、今すぐアタシを摘ん
でよ、ってなもんだ。あるいは、「あなたの剣山に、アタシを生けてよ、あへっ」
てなもんだ。だったら、ヒモにして欲しい。色はやっぱ赤だ。白黒とかはキャラク
ターじゃない。シズカはなんせグラフィックデザイナーですからね(キッパリ)。

トキコの白の化繊のでかめのパンツは正しいと思う。

やっぱ、この公演「女ともだち」は演劇の最もすばらしい可能性を示していると思
う。

見終わって「この芝居、ちゃんとサントリーをスポンサーにしたんだって。」



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にしかど(nskd@enpe.net)