(下の文章の文責:一寸小丸さん)
カグラザウルスVol.14「Mr.レイモンドを探して」11月8日7時(1:20')
新宿/タイニイアリス 前1800円 当2000円 11/3〜8(8ステ)
作/伊川真琴 演出/梶原えり子 044-944-5285 客120(ほぼ満員)
かぐら座が改称してカグラザウルスだと。本作品は過去のアンケートで最もリクエ
ストが多かった作品。初めての再演だ。いつもの大塚ジェルスから新宿アリスへ。
小丸は3回目。最初見たときはカッコ良かった。前回はメルヘンファンタジーみた
いので、全然つまらなかった。メイン役者の岩崎雄一は筧さんモドキなんだから、
ハデなテンション芝居が似合う。こいつをシンに置くべきだ。今回はハードボイル
ドアクション。いいじゃんか。こーゆーのでいいんだよ。カッコイイ。
●当代随一のハードボイルド作家、完全に煮詰まる。編集者の催促、今日はシメ
キリだもの。設定はできてる。夜霧のマンハッタン。登場人物は3人。女が誘
拐され、男が助けに行く。しかし・・・それ以上、一行も書けないっ。
アシスタントと二人、一計を案じる。こーなったら実際にオンナを誘拐し、男
を呼びだして・・・どうなるかメモろう。そこいらを歩いていたおねーちゃん
を誘拐してみた。男に電話して・・・留守電だった。結局失敗でいっ。
再度挑戦。とりあえず誘拐は成功。しかしその女、国際機密を持ったスパイだ
った。それも殺しも行なう巨大組織の。作家は調子こいて、女の持っていたマ
イクロフィルムを取り上げる。女の仲間が乗り込んでくる、実弾と共に。追い
つ追われつのハードボイルドアクションが始まる。銃口が狙っている・・・・さて?。
演出がうまい。いろいろやってるもんな。岩崎も熱演だ。女優も美形揃いで水準が
高い。やっぱ美女とアクションのテンション芝居に限るよ。この路線でいいぞい。
オープニングの演出がいまいち。いきなりアクションシーンとかをかまして欲しか
ったかもしんない。モノローグは弱いもの。あとの演出はそこそこやってた。照明
はバックサス並べて盛り上げるけど、ちょいとパターンだ。暗いシーンじゃ顔が見
えないのが残念だ。舞台の奥行きの使い方はうまかった。
最後、お定まりのロマンスをやるんだったら(ハードボイルドにロマンスはつきも
んだで)、助手役の子をちゃんと女性にしといた方が良かったんじゃないのかなあ。
その方が盛り上がったろうに。
ほんとにこの路線で行って欲しい。岩崎雄一を甘やかさないでビシバシ鍛えて欲し
いよな。女優陣もね。
見終わって「前回(7月)がひどかっただけに、ほっとしたぞ。」
(下の文章の文責:一寸小丸さん)
かぐら座 Vol.11「ワイト・アント・シティー」11月17日2時(1:45')
大塚/ジェルスホール 前1800円 当2000円 11/12〜17(8ステ)
作・演出/伊川真琴 出/岩崎雄一、他 044-944-5285 客90(9割)
初見。なかなか面白かったぞ。主演の岩崎は第三舞台系の顔立ち(どんな顔だ)。
テンション芝居でつかっぽい。きれいどころ、野獣もそろってる。楽しめたぞ。
ワイト・アント・シティは歪んだ街。悪がはびこり、色と欲が渦巻く非情の都市。
ブレイクストーン刑事はひとり、ギャングのボスやチンピラと戦い、街の平和を
守りつづけるちょっとおちゃめな正義漢。街は今日も平和だぜ。
ジョンが殺された。事件だ。オンナがからんでる。ヤクもからんでる。大ボス登
場。舞台はドーナツ屋へ。聞き込みだ。その時、マシンガンの乱射、市民が死ぬ
死ぬ。破壊の街へ。なんだなんだ、いつもと違うじゃないか・・・。こんな・・。
人気小説「ワイト・アント・シティ」シリーズ第1651話は、こうして混乱し
た。老作家にはもう書けないのだ。物語の登場人物達の必死の応援が始まる。は
たして物語は完結できるのか。生死の境を彷徨う作家と、重なるピンチをかいく
ぐって事件解決へと突き進む孤高の刑事の、現実とフィクションのせめぎ合いだ。
初期のSETを彷彿させる。個性はちょい弱いけど、話しはいける。盛り上がった。
見終わって「次回もジェルス。大きいとこでやらせたいね、モリエールとか。」
(下の文章の文責:まねきねこさん)
8/4(金)7:30-9:10pm 夕立下北沢・OFFOFFシアター カグラザウルス(0424-87-2306)
「Cry For The Moon」 作・演出:伊東真琴 前売2300,当日2500円
客席6割(50人)
初見。19回目公演。結構キャリアありそう。役者は30代中心かな。
お話。子供時代を過ごした孤児院が無くなる。それを聞き、駆けつけた男クロー
ド。裕福な家に貰われたキャンディ。おちぶれたイライザ。集まった仲間は、彼
のことが思い出さない。けど、訳ありげに飛び込んで来たシロードだけは、彼を
覚えていた。やがて、「スタンドバイミー」な子供時代の回想の内、隠された悲
劇が浮かんできて・・。
ハートウォームなお話。派手さはなし。キャラメルボックスをちと連想な親しみ
易さ。シニカル子供な主人公の台詞や、アニパロ気味遊びなどにくすくす笑い。
悪戯に甘いとか感傷に走んないの、○。純な子供時代の気持ちが共感できて、終
演後の感触も温かい。でも、面白さほどほど、眠気ちらほら。悪くないけど、も
ひとつだなあ。
役者。クロード役の岩崎雄一。おとぼけの面とハイテンションの切れもあり。彼
のつか芝居とか、観て見たいねこ。
劇中、芝居の確認話してる、おばさん二人あり。びっくり。ここはお茶の間じゃ
ないのよ。と、注意もできない弱気なねこ。(8/1-7 9ステージ)
〇〇〇〇〇〇〇〇 Cry For The Moon × カグラザウルス 〇〇〇〇〇〇〇〇
むかしかぐら座、いまカグラザウルス。以前のチラシに、ウッチャンナンチャ
ンの推薦文が載ってた気がする。
ポニーおばあさんの孤児院に昔の仲間が集まった。昔話に花が咲く。忘れかけ
てたいろんなことを思い出す。忘れかけてた大事な気持ちも……。
●子供返りで自分探し
(1,はな) こないだの SHA.LA.LA.に似てたね。
(1,マル) うん。子供時代に戻ることで自分を再発見するっていう。
むしろ、東京サンシャインボーイズの『罠』に近いかも。
(1,はな) でも、ちょっとインパクトが薄かったかも。(^_^;
(1,マル) ありきたりの自分探しなんだからさ、せめて笑いとかガツンとカタ
ルシスとか、なんかインパクトほしいよね。
(1,はな) 過去の回想シーンを挟んで、現在に戻ってラストシーンで盛り上げ
があるんだけど、それがどうも取ってつけたような感じで。
(1,マル) 結局さ、現在の4人の状況をきちんと描けてないのが致命的なんだ
よ。孤児院での過去の中に、現在の彼らが見失ってる何かが潜んで
るって構図なんだけど、現在の彼らの立場と考え方が終始ぼかされ
たままだから、どうにもギャップが際立ってこない。
(1,はな) そうそう。ただ、現在の彼らの立場を描いちゃうと、ラストの「落
ち」が成立しなくなっちゃうでしょ。作家もそこで苦労したんじゃ
ないかな。
(1,マル) いや、最低限隠すべきことは隠したままでも、描けるはずだと思う。
それができないなら、あの「落ち」自体をやめた方がマシ。
(1,はな) きびしいね。(^_^;
(1,マル) まあ、飽きずに楽しめたんだけどさ。けっこうベテランの劇団みた
いだし、この線でいくなら、プラスアルファがほしいよ。
●役者
(1,はな) ラストできりっとしたとこみせた、岩崎雄一さん。(^_^)
演技に余裕があって、アドリブもききそうな感じだし。
もっと二枚目バリバリの役でもみてみたい。
(1,マル) 石井淳子さんがけっこかわいかったな。そういう年でもないんだろ
うけど、幼児役がみょうにしっくりきてて好き。
●では、恒例の天気予報。
(1,はな) 曇りときどき晴れ。
(1,マル) 曇り。
(1,はな) ではみなさま、ごきげんよう。(^_^)/
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【Cry For The Moon】 カグラザウルス Vol.18
作・演出:伊川真琴
1995.8.1-7 下北沢OFF・OFFシアター
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