プロジェクト・ナビ


概要
北村想の主宰する名古屋の劇団。

構成員
主な作家
北村想
主な演出家
北村想
主な役者
佳梯かこ
伊沢勉
木村庄之介
田井順三
小林正和
千葉盛広
段丈てつを
中島由紀子
田辺文美
永井愛
橋口友里
田口直美
田中ちさ
金原祐三子
加藤利恵
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
プロジェクト・ナビ

過去の公演

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BANKARAブルーズ (92.1)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


プロジェクト・ナビ Vol.23「BANKARAブルーズ」1月29日7時半(1:30')
下北沢/駅前劇場 前2500円 当2800円 1/28〜2/2(7ステ)
作・演出/北村想 052-731-2867 客150(満員)

名古屋に拠点を置くナビは、今年も3回、東京に来る。その最初で、ツール・ド・
モダン・シアター(7劇団が全国7都市を巡る)の第一弾としての今回の公演は、
ナビの精鋭5人によるもの。小林正和・伊沢勉を中心に、神戸浩・田口直美の異常
がからみ、木村庄之助がオカマする。どーってことないホンの「役者芝居」だ。
オープニングで延々、瞬きしない。目にわりぃぞ(小丸は負けた)。

「ものがたり」はチラシに書いてあるとおり。ミルクホールの一夜の夢。夢野と坂
口こと、パトスとロゴスの不条理な時間と空間。遊び疲れて目が覚めて・・・また。

絶対、新作じゃないよね。笑いの質が古いもの。10年前の笑かせ方だ。とても寝。

拷問シーンで、小林さんが「青い鳥の工藤かおりが好きなんだろ」といぢめられて
た。今日は客席にいたらしい。このツッコミって毎日かなあ・・・。

寝ちゃったんだけど、でも、小林さんと伊沢さんを至近距離で見れて、どきどきし
た。最前列ちょい上手寄りは伊沢さんがおいしい。なして私ったら照れてんだろね。
あと神戸さんと木村さんだもん、満足だ。これで女優が田辺さんだったらなぁ・・・。

見終わって「ナビって高いんで去年は見れなかった。たまに安いとこれだもんなあ。」



いっぽんのキ (93.10)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


10/8(金)7:00-8:40PM 雨  渋谷・青山円形劇場  プロジェクト・ナビ
  「いっぽんのキ」   作・演出:北村 想  満席

 「いっぽんのキ」の楽しみ方?。それぞれだけど。ねこはくすくす、気持ちを共感
 お話し。5話オムニバス。
 1話 金槌
  自分自身を、望遠鏡でのぞいた少年。自分の知らぬ自分の話をする女。金槌で・・
  。不思議なお話し。行為には、大笑いの要素も。
 2話 ひこばえ
  枯れ木にセロをひく女と、木の調査員。わがままとエコロジーの小理屈。
  ひこばえの仕掛けにくすくす。木と金槌は、1話と関連。

 3話 雨宿り
  雨で出会ったハイキング客。植物のうんちく話し。アテの話し。ラストにオチ。
  あはは。客席に笑い声。
 4話 帰郷
  ふるさとに帰った男。思い出すはずの過去は・・。テ−プではちと、退屈。
 5話 タイムカプセル
  中学のときのタイムカプセルを20年ぶりに掘り出して。ふる年月。帰る心。

 まず、3話。縄文杉、木のシ−クレット・ライフの話しなど。うんちくだけでなく
 、なにかしら宇宙の広がりがある。うまくいえないけど。一番楽しんで観たお話し
 5話。「失ったもの」を残していく写真。タイムカプセル。中学の校舎。20ぶり
 、木の前での記念写真。チャイムの音とともに、帰ってくるあの日。懐かしいでも
 、惜しいでもない、この気持ちに共感。ねこの学校には、おおきな一本のイチョウ
 。ふと、思い出したりもしたお話し。

 登場人物、ひとりひとりの色分けも明確。話しもわかりやすい。眠くもなるけど、
 上質の感触。でも何を言いたいのかとなると、?も。
 役者。千葉盛広(1話)。ぼくとつ?な演技が印象に残る。



屋上のひと (93.11)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


11/20(土)3:00-4:40PM 雨 下北沢・本多劇場 プロジェクト・ナビ
  「屋上のひと」  作・演出:北村想   客席7割
 
 不思議な静かさ。映画のような非現実感。再演でも、好きな作品と確認。

 穏やか。な中のどろどろ。愛憎、あけすけなSEX台詞。でも、いやな
 「におい」は立たない、すっとしてる。妙に清々しい。
 不安な心にカチッとくる、音楽、SEも印象的。いいです。
 
 桂梯かこ。良く通る声が素敵。とりわけこの芝居では。車椅子の教授に
 本を読んであげる。そこだけ、小宇宙がつくられるような印象。周囲から
 隔絶した深閑さに、ぞくぞく。お茶目で知的。やはり、好きな女優さんと
 思う。

 東急シネマ・スクウェア(完全定員のまったり椅子映画館)で観る映画。
 ちとアバンギャルドな、が全体印象。



(下の文章の文責:一寸小丸さん)


プロジェクト・ナビ・17「屋上のひと」5月30日7:00
下北沢・本多劇場(03−468−0030)、作・演出 北村 想
前・3000円 当3300円 6月3日まで 1時間45分

登場するのは、女子高生、人妻、変態、若いサラリーマン、若い男、老教授、
秘書、定食屋のねーちゃん・・・こう書くとエッチだけど、芝居もかなりエ
ッチです。モチーフとして登場するのは、火事、膝まで降ろしたパンティ、
哲学と素粒子、車椅子バスケット、愛があれば飲める、そしてケセラセラ。
ナビの役者って、なんでも来い、だ。特に定食屋のねーちゃんがいいぞ。

(問)052−731−2867

見終わって「誰が客を集め過ぎたんだ。もっと・・・客がわりーんだかなー反省」



Vol.18「改訂/想稿・銀河鉄道の夜 (90.11)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


プロジェクト・ナビ Vol.18「改訂/想稿・銀河鉄道の夜」11月13日7時(1:50')
下北沢/本多劇場(03-468-0165) 前3000円、当3300円 11/13〜18
作・演出/北村想 052-731-2867 客250(定員386)男女3:7

寂寥感に包まれたいい舞台でした。たぶん人によってはこの寂しさがうっとう
しいと感じるんでしょうね。喧騒の現代ですから。で、私はと言えば、年に1
回ぐらいで十分です。ところが毎回観なければならないようです。田辺文美。
小林正和も木村庄之助も変わらぬ達者な芝居ですが、それでも田辺さんは抜き
んでている、と言いたい。今回はあざとい喋り方で(あんたは岸田今日子のム
ーミンかっつーの)減点ではありますが、それでもその表現力は他と比較にな
りません。芝居の間中ずっと考えてたのは、北村さんは田辺でホンを書くべき
だということ。ナビは多くの個性を対等に並べるのが特長だったので、特別の
一つの個性を扱い切れるのか、どう扱うのか、興味が尽きませんね。

も一つ考えてた。主人公はカンパネルラ(佳梯かこ)で田辺さんのジョバンニ
ではないけど、もし終わりごろに田辺さんの長ゼリとかあったら、おらあ泣く
ぞって。ほらっ、案の定。うっ、カンパネルラあああああ。

見終わって「学生の頃、宴会っつーと寝るやつがいた。あーゆー席では酔って
寝るのって最低だよね。うっ、コンパ寝るなあああぁ・・・・。」



ラ・ン・ド・セ・ル (93.8)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


7/31(土)3:00-4:30 晴れ  駅前劇場  プロジェクト・ナビ   
  「ラ・ン・ド・セ・ル」   作:伊沢勉 演出:北村想、佳梯かこ 一列中央

 こころやさしき佳作。懐かしい記憶にちょっと切なくなる。
 ちょっと変なとこが、また好きな伊沢勉。前に観たひとり芝居「審判−ほろ苦きは
 キャラメルの味−」と、おなじ雰囲気をもつお芝居。
 子供時代のフォ−ク・ダンス、給食の鯨肉のお話し、近所の変なおじさん、
 セットの部屋のつくりを含めて、なんか昭和30、40年代を思い起こさせる。
 自分の子供時代の記憶とダブって、懐かしい気持ち。
 日常的で、静かなくすくす笑い。3万円分で買ってこられちゃった肉をめぐっての
 トホホなどたばた。親近感がもてる、気持ちの良い舞台でした。


雪をわたって'94

【概要】
  吹雪の森で迷った人間の姉妹の、キツネたちとの交流
【ストーリー】
  宮沢賢二の『雪渡り』。
  もちろん、原作は短いので、かなりふくらませている。
  吹雪の森で迷子になったシン子とカン子の前に、キツネのコン
  ザブローが現れ、キツネの小学校へと招待する。
  キツネに化かされるのではと警戒しながらも二人は招待に応じ、
  森の中の小学校へと向かう。そこでは生徒達の発表や先生の講義
  が次々行われ……
【色】
  根っこのところは、原作同様、きれいなおとぎ話。
  地球環境、動物と人間の共生といったテーマもさりげなく。
  ギャグと歌をたくさん取り入れ、明るく仕上げている。
【ひとこと/ひとりごと】
  僕は原作が大好きなので、楽しかったです。
  歌はきれいだったし、伊沢・木村コンビの漫才は面白かったです。
  エンヤ・トットも、妙にウけました。(^^)
  ただ、僕の好みとしては、この話は、笑いやわかりやすさを犠牲に
  してでも、もっと不可思議に幻想的に仕上げてほしかったですけど……

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プロジェクト・ナビ 『雪をわたって'94 オーバー・ザ・スノウボウ』
作・演出  北村想
CAST  佳梯かこ/伊沢勉/木村庄之介/田井順三/小林正和/
      千葉盛広/段丈てつを/中島由紀子/田辺文美/永井愛/
      橋口友里/田口直美/田中ちさ/金原祐三子/加藤利恵
 3/30-4/3 下北沢:本多劇場 4/15-17 名古屋:テレピア・ホール
 4/22-24 伊丹:AI・HALL
3/31(金) 5列目中央より観劇 (客の入り:5割くらい)
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けんじの大じけん (95.10)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


10/11(水)7:00-8:45PM 雨 下北沢・本多劇場 プロジェクト・ナビ(052ー807ー2540)
 「けんじの大じけん」 作・演出:北村想  前売3700,当日4000
  中段上手より 客席7割(260人)

 とりあえず東京最後の公演らしい。12月静岡他で「寿歌」、来年4月は名古屋にて
 演出・天野天街で「最後の寂しい猫」。観たけりゃ、出かければいい。いよいよ
 東京から遠征観劇かなあ。無関係だけど山崎哲氏の新作、水戸に見に行くねこ。
 ナビを初めてみたのは10年程前の想稿・銀河鉄道の夜。役者が個性的、独特の透
 明感感じる舞台。好きになってそれからほとんど。心残りは、そこからダックソ
 ープが抜けてること。役者もちと変わった。辞めちゃったらしい、鈴木千春って
 子が生意気で可愛くて好きだった。今回、神戸さんがいないの、やっぱ寂しい。
 
 お話。悪のイーハトーブ。というか、悪いやつだよ宮沢賢治。修羅を抱えた人と
 しての賢治を、その作品から探る。いつになく、作品真意の分かりにくさを分析
 する場面が多い今回。

 賢治を3人に分割。分析家としての1(佳梯かこ)、1の傀儡のような2田中ちさ、
 3田辺文美。1は、賢治自身−取り巻く人々ー時代、仏教−人としての普遍の有り
 様−宇宙を包括して見ていく。距離感ある客観的な視点が、クールで○。シネセ
 ゾン渋谷で見る映画のようと、昔評あり。この本多劇場の俯瞰するような感じ、
 とても芝居に合うとおもうねこ。もう本多でナビ観れないんだ。残念残念。
 仏教は興味なし。けど、分析過程がミステリーのようで興味深く観れたねこ。台
 詞が理屈まんま、言葉多いところは、生理的に嫌いだけどね。

 役者。井沢勉はどうしたんだろうと思うほど、ちょい役。残念。木村庄之助、小
 林正和は、個性で可笑しみ。加藤利恵の凛として通る声、○。で、やっぱり佳梯
 かこ。襟を正したくなるような感じがまた好きねこ。今回個人プレーは小、役者
 (特に脇役)が、こまのように感じたねこ。(10/10-13 4ステ)


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にしかど(nskd@enpe.net)