猫のお尻


概要

構成員
主な作家
大前田一
主な演出家
大前田一
主な役者
主なスタッフ
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過去の公演

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思い出すたび逢いたくて (92.11)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


猫のお尻「思い出すたび逢いたくて」11月7日2時(1:58')
二子玉川園/玉川高島屋アレーナホール 自2500円 指3000円 11/6-8(4ステ)
作・演出/大前田一 03-5386-1115(ネビュラ) 客280(超満員)

玉川高島屋のショッピングセンターの1階にあるアレーナホールで行なわれる「たま
がわげき」の今年のラインナップは「猫のお尻」「ザ・ミスフィッツ」「しゅうくり
ー夢」という軟派路線だ。去年が「HI−HO2」「転位・21」「ブリキの自発団」
だったんだから、えらい違いだ。その理由は企画・製作がキャラメルボックスを制作
してるネビュラプロジェクトになったから。これだけで実に納得行く説明でしょ。

たまがわげき'92の第一弾は関西が誇る「女の子」劇団の「猫のお尻」。シアターフォ
ーラム年間ベストテン'91でサンシャインボーイズを抑えて第二位となったとこだ。
1982年結成で結構歴史がある。若い女の子がセーラー服とかを着ちゃって大脳視床下
部を刺激する(違うけどいいや)。学校の先生だという黒一点の大前田氏が主宰。

はっきり言って、ひどいもんです。役者、へたです。演出、やってません。ホンの構
成、甘いです。セリフの一部が光るのと、役者の一部が可愛いってだけです。

●それは恋です。女の子は疑います。自分が愛されていることに自信なんてあり
ません。疑いと勘違い、思いすごしと不安が恋を育てます。あの瞬間の彼の目
の意味を、女の子は理解できません(男なんかもっとヒドイけどな)。そこか
ら始まり、勝手に完結しちゃうんです。それが恋です。

天才メークアップアーチスト横山は、その類い稀なる才能で、開運メークも施
せるものなり。人間性も運命も、自在に操る魔法のテクニックなり。あろうこ
とか、未熟な一番弟子が、誤って閉運メークを施し、人を死に至らしめるなり。
彼女の苦悩が始まる・・・。

女子高生仲良し3人組ったら、恋に悩む年頃よね。先生にはまってるやつ、サ
ッカー部の下級生をじらしてるやつ、ありがちよ。あたしは先輩なの。カメラ
マンを目指し東京に行ってたのに戻ってきた。どおしよお。あの人の亡くなっ
た恋人を越えられないわ。薄紫の服と、すてきなメークの彼女。私もあの服と
あのメークで、撮ってもらいたひっ・・・。

役者は1行以上のセリフを喋れません。自分のセリフを待ってます。人が喋ってる時
に固まってます。ほんとにほんとに学芸会です。ご近所の高校生が成井豊作品をやっ
てみた、って感じです。いえいえ最近の高校演劇はイロイロやるから、そりゃ失礼だ。

演出は何もやってません。特に場のつなぎが「ない」です。明転で変化するのですが、
前場の役者が退場し、次の役者に「交代」します。なんじゃそりゃあっ!。

ホンはシンプルな構成です。客入れから渡辺真知子や松田聖子、春咲き小紅や南砂織、
劇中でもサザンや聖子を使い、20代後半から30代のおにーさんおねーさんには涙
もんです。登場する女の子像も5年〜10年前のもんです(もちろん今でもいるけど、
ああゆうのは「だっせぇなあ」「ざけんなよっ」ってケリ入れられちゃうぞ)。時代
は動いてるべ。・・・なつかしかったけどさ。

役者は可愛いし、ツブがそろってるんだけど、ちょっとねえ。20文字以上のセリフ
が喋れないもの。こーゆーのは短いセリフでテンポで持ってくべきだと思う。考えて
みると、今どきの日常会話ってセンテンスが短いよね。3人でキャピキャピばか話し
してっとき、モノローグせんもんだ。そんなセリフを読まれちゃ、お客は逃げ場がな
い。うーん。

見終わって「かなりアブナイ世界だと思う。」



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にしかど(nskd@enpe.net)