プチケカ・マヌ−バ−ス


概要

構成員
主な作家
前田真之輔(公認)
主な演出家
前田真之輔
主な役者
山口ちよみ
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
不明(たぶんない)

過去の公演

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そして犯罪者たちは笑って云った (93.2)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


PUCHI-KEKA (MANOEUVRES) Vol.4「そして犯罪者たちは笑って云った・・・ 」
1月30日7時(1:30') 新宿/スペース107 前\2300 当\2500 1/29〜2/1(6ステ)
作・演出/前田真之輔 03-3901-0781 客150(満員)

(1993/2/9)write

男性二人組コントグループ「Z・BEAM」は最近活動しているのを見ない。ビシバ
システム的不条理のネタを、どんどんずらしていく手法で笑わせていた。注目の若手
グループだった(過去形にすべきじゃないが)。人力舎系のはず。そのズビームの一
人でネタを書いていたのが前田だ。この劇団を率いている。小丸は第三回公演に続く
観劇。芝居に対する真摯な態度が、好きです。

●そのオモチャ屋は、いつものように数人の客で賑わっていた。店員の一人が誤
って、防犯スイッチを。シャッターが降り、全てのドアがロックされてしまう。
閉じ込められ困惑する店員と客。その時、テレビから近所で銀行強盗があった
というニュース。銀行員を殺害し、現金を強奪した犯人が逃げ込んだと思われ
る店が・・・このオモチャ屋。二人組犯人の服装が・・・その二人と同じだっ
た(それは全くの偶然で、二人は全然関係ないのにもかかわらず)。

ちなみに本当の犯人は、その近くのオモチャ屋にたてこもり、警察の到着
を待っていたのだった。しかし、警察が向かったのは前述した店だった。
だって、防犯装置が作動したタイミングが・・・。

二人は、お客たちや店員が言いなりになることに気をよくして調子に乗ってし
まう。たまたまモデルガンを買いにきたところだったのだ。そのオモチャの銃
で人質に命令し、取り囲んだ警察に要求をつきつけることを考え付く。「阪神
戦の全試合完全中継を要求する」のだと。ところが、しばらくしてテレビ東京
がそれを実現したとニュースで知らされる。困惑する二人。

そこに居合わせた人質達も困っていた。昼休みに会社を抜け出してきた奴や、
外回りの途中で息抜きに寄った奴などが、この事件で自分の立場が危うくなる
ことを心配しだす。サボっていたことがばれてしまう。その上、犯人達の様子
がおかしい。どうもニセモノみたいなのだ。これが狂言だとすると、自分達の
立場は・・・。みんな困ってしまった・・・。

二人は追い詰められ、真実を明かす。しかし人質達はそれを無視する。あくま
で犯人を務めてもらうと要求する。人質の中の一人はヤクザ。ほんものの銃を
持っていた。それで・・・仲間割れの結果、撃ち合って死んでしまったという
ことにしようと・・・。

人質の一人は戦後まもなくに起きた事件を調べていた。人質をとって立て篭も
った強盗が、人質を残し、仲間割れのあげく死んでしまった事件を。その時の
ニュースフィルムを持参していた。その昭和20年代の事件のフィルムを見て
驚く現代の人質達。警官が踏み込んだその場に映っていたのは、今この場にい
る人間達と同じ顔だったのだ。偶然の一致。奇跡だった。そしてその時、生き
残った人の生まれ変わりであると思われる青年が、犯人は彼らではないと口走
る。犯人として死んだ二人の銃弾の跡は7つ。生き残った人質は7人。つまり
それは・・・。

現代の事件。警察の強行突破の時が来た。人質を救うべくドアを蹴破り、飛び
込んだ警官が目にしたのは・・・、普段通りの営業をする店員と、のどかにオ
モチャを選んでいるお客達だった。呆然とする警官・・・。(おわり)

お話しは無理があります。強引です。でも、いいや。前田さんのシンプルな思いがホ
ットに伝わります。「ごまかすことはよそうよ。体裁を取り繕うのはやめようよ。は
ずかしがらずに言ってしまおうよ。」って、ちょっと恥ずかしいです。でも、好きで
す。

全編のギャグがズビームっぽくて楽しい。息が止まるような意味不明のギャグが素敵
です。前回公演より、ずっと切れ味が鋭かった。役者もうまい。

見終わって「バカバカしいことを誠実にやってるのがいい。もちろん、センスがいい
ことも重要だ。応援してます。」



貧乏神、堕ちた (93.8)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


8/6(金)7:30-9:00 雨  下北沢駅前劇場    プチケカ・マヌ−バ−ス 
  「貧乏神、堕ちた」 作・演出:前田真之輔      椅子一列上手

 素直でいい感じだけど、つまらない。劇団名ほどの印象はないなあ。
 良く分からない劇団名。折り込みチラシを観るたび、気になってた。初見。
 折り込みパンフによると、「プチケカ」は「がけっぷち」のゴロを変えたものとの
 こと。分かっちゃうと、つまらない。
 
 で。前田氏は続けて。「私は、がけっぷちのギリギリの状態で何かを生み出すと
 いうのが、元来、好きな性分なのだ。」とある。
 今回の芝居を観た限り、「ギリギリの状態」は、どこにも感じられない。
 いいとこのお坊ちゃまが、つくったというか。ゆるゆるだけど、そこが魅力とも。
 前田氏の好青年さ、そのままのお芝居。もっと、ひねってもいいと思うけど。

 お話し。孤独に、だけどそれなりに暮らしてる神谷(前田)。木杉(山口ちよみ)と
 その弟(沖本) の二つの家。より不幸な家の押し入れに、住み込んでいる貧乏神と
 自称する男(岡本)。神谷や、木杉弟の恋の行方次第で、行ったり来たりする男。
 結局、男は、自分が孤独でないことに気付いて、神谷の恋の取り持ちをしてあげ、
 ハッピ−エンド。もう、素直すぎて、食い足りないぞ。
 
 役者は、前田真之輔に好感。終始無表情で、いきなり縄跳びをするOL役山口ちよみ
 が存在感あり。


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にしかど(nskd@enpe.net)