新宿梁山泊


概要

構成員
主な作家
鄭義信
主な演出家
金盾進
主な役者
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~s-ryo/

過去の公演

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人魚伝説 (95.5)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


4/29(土)7:20-9:20PM 雨 新宿・住友三角ビル恋弁財天前 紫テント 新宿梁山泊
 「人魚伝説」    作:鄭義信 演出:金盾進 超満員(400?)

 近藤弐吉、切れてた。恐いよ。村松恭子、奇麗。意味違いで恐い。脇役は△。

 新宿三角ビル、西側。壁の滝と噴水(あったのね)のとこ。どー使うのかと思っ
 てたら、無使用。「ロビー」のオブジェでした。おりしも雨+ビル風。初日の
 せいか、会場遅れる。濡れるねこ。まず、後方指定席から入場。桟敷好きのねこ
 の自由席は後から。村松さんが水中からあらわれる上手か、おみ足を洗う下手か
 で悩む。結局、上手。残念3列め。最前列で観たかった。で、全身を濡らした彼
 女をぼーとしてみる。締まった表情も、奇麗。美人はいいよな。

 初演('90-7上野不忍池)時、四方から笛と呼び声。臼暮れないの中、役者が船に
 乗って池を渡り来る演出。感動したねこ。今回、巨大な高層ビルを背景に、豆みた
 い小さな人が、ピィーと笛を吹き呼び掛ける。寂しくて、愛しい気持ち。会場前か
 ら、ぐっと来る。船は、車上。でも、漕ぎ来る感じは変わらない。安堵ねこ。

 お話。少年の消し去りたく、されど忘れがたい過去との邂逅。小さな嫉妬心が、兄
 弟の絆を断ち、愛憎の悲劇を生む。初演の時も少年が希薄に感じて、存在?だった
 青年となっての少年時の記憶はおぼろ、過去にあって、少年は未完成のもの?。舞
 台で演じられる愛憎こそが、過去であっても、今に生きづいているもの?。うーん
 少年と家族の関りが、あんま描かれてない印象のせいか。すっきりしないねこ。

 相変わらず、テンション上げて突っ走る。前回(青き美しきアジア)みたい高みを
 見上げるより、足元の雑踏を見てる感じ。こっちが好き。時代錯誤でも、今回みた
 いな体力ある芝居を美しく続けてほしい。
 途中休憩あり。遊びを削って一気に行った方が良かったと思う。

 役者。近藤弐吉。取分けハイテンション。暴力礁は、恐かった。近藤結宥花。あ
 い変わらず、永遠の少年役。彼女の燃える瞳、好き。前回、正体不明の老婆役で、
 びっくりだった金久美子は、今回詩人役。奇麗(こればっか)。
 今回脇が弱い。新人中心のせいか。六平直政(帰ってきてほしい)、朱源実(おか
 ま役は、彼がいい)、黒沼弘己(どこいったの)が出てないの、寂しい。石井ひと
 みが脇なのも、不満。もったいない。役者の成長に、期待したい。(4/29-5/8)
 
 参考まで初演/今回のキャストなど。
        初演    今回         初演     今回
 詩人     中村祐子  金久美子  金魚   村松恭子   村松恭子
 老婆     金久美子  梶本ともみ 水女   近藤優花   金順愛
 
 チチ     六平直政  金守珍   男爵   黒沼弘己   木下徳和
 ハハ     洲永敬子  三浦伸子  男爵夫人 梶本ともみ  広島桂
 セツ男    朱源実   大塚一休
 ハル男    小檜山洋一 小檜山洋一 スカ爺  江戸川はせを(合掌)
 その妻・英姫 三浦伸子  石井ひとみ (以下略)
 ナツ男    近藤弐吉  近藤弐吉
 アキ男    岡島博徳  東憲司
 フユ男    鄭義信   孫貞子
 シキ男    石井ひとみ 近藤結宥花



空の城 (95.07)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


7/9(日)7:00-8:50PM 曇 新宿・タイニイアリス 新宿梁山泊
 「空の城」 作:小桧山洋一 演出:金盾進   超満員(200?)

 新宿2丁目の新劇場。さぶなんてスナックあったり。飲み屋街の大通りに面し
 たビルのB1F。入口扉上に電飾。なんかうれしい。トイレが客席側にあり。
 外でてゲーセンでとか、楽屋の借りたりとか不要。進歩。前よか広いので入る
 時、余裕。桟敷の後方は階段席。段の高さがちゃんとあるので、椅子として機
 能。楽ちん。以前の劇場(2f)みたい、上のダンス足音、外の喧騒なし。静か。
 でも、窓あけ外で芝居する演出(昔、梁山泊がやった)は、もうできないのね。
 休日のせいもあって、いつも通り、寿司詰め状態。「よいしょ(席詰め)」は
 3回あり。ちゃきちゃきの誘導と従順な慣れたお客。さすが、梁山泊。

 手塚さんも書かれているように、肉体に閉じこめられた意識と夢のお話。家出
 した女房への愛憎が、牢獄に閉じこめられた男の意識:妄想(女)と共鳴し、
 カタルシスへと至ってく。どーしようもなく暗いテーマなのに、芝居は結構明
 るめ。辛い現実を癒すかのような夢に、全体彩られてるせい。あしたのジョー
 のパロねた、サンバ・カーニバル、リンゴの香りのする少女、空に広がる青空
 ・・・。アジアがうんぬんとかじゃなし。物語色が強い小桧山氏の本。最近少
 年役しかない近藤結宥花。彼女が可憐な中国「少女」役で主演した「風枕〜帝
 都篇(ALICE Fes'89)」以来、その作風が好き。

 主役の牢獄に閉じこめられた男、大貫誉のまっすぐな眼がいい。これから楽し
 み。村松恭子は、サンバクィーン。堂々といー女してました。(7/4-10)


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にしかど(nskd@enpe.net)