流山児★事務所


概要
1990年、20年以上にわたった演劇団の活動に終止符を打った流山児祥が設立した、企画事務所。

構成員
主な作家
主な演出家
流山児祥
主な役者
塩野谷正幸
井沢希旨子
若杉宏二
青木砂織
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
流山児★事務所

過去の公演

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青ひげ公の城 (95.6)

−−−− 【青ひげ公の城】 −−−−− 流山児★事務所 −−−−

静かな演劇なんてつまんねえ、と鼻息荒い流山児祥が、ブリキの自
発団の生田萬を演出に迎えて、寺山作品を再演。「役者のナマの舞
台上のストラッグル」を目指します。

井沢希旨子が「念願の大役」とのことなので、観てきました。

舞台「青ひげ公の城」の7番目の妻を演じるために劇場の楽屋を訪
れた、わけありの少女(井沢希旨子)。そこには虚とも実ともつか
ぬ狂乱の世界が。次々に死んで行く青ひげ公の妻達。これは芝居か
現実か。青ひげ公はどこにいるのか。少女の運命やいかに……。

芝居の内と外、現実と虚構の境目を混乱させようと挑発をかけてく
るのですが、どうも舞台の上の出来事は他人ごとのようで、身に迫
る迫力というのはあまり感じられませんでした。こういうこと言っ
ていいのかどうかわかりませんが、言っちゃうと、古い……。

役者陣はとても豪華で、個人技でいろいろ楽しめました。美加里を
はじめ、7人の妻を演じた女優陣はそれぞれに魅力的でした。

井沢希旨子は、持ち前のイノセンスで、迷い込んだ少女の戸惑いと
恐れ、勇気と好奇心、そして愛と哀しみを、支えていました。ちょ
っと力んだ感じもありましたけど……応援してます。

手塚とおるは、まさに怪演です。こぼれそうな満天の星の下、井沢
と手塚、二人のラストシーンは、心に残りました。

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【青ひげ公の城】 流山児★事務所 寺山修司13回忌メモリアル
 作:寺山修司 演出:生田萬 音楽:宇崎竜童
  塩野谷正幸 手塚とおる 美可理 山下千景 加藤忠可 井沢希旨子
  北村魚 高田恵篤 海津義孝 松村冬風 若杉宏二 神野美紀 小川
  エレナ 青木砂織 塩見由里子 沖田乱 熊谷美香 山中聡 他多数
 1995.6.8-18 本多劇場 6.13 Tue Sw 3列目 7割?
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(下の文章の文責:まねきねこさん)


6/10(土)7:00-9:00PM 晴 下北沢・本多劇場 流山児★事務所
 「青ひげ公の城」  作:寺山修司 演出:生田萬 客席7割?

 流山児★事務所'89-5公演以来の再演。水を張った前回(演出:佐藤信)と違い
 板敷きすっきり舞台。客席下手に寺山の写真をおいたグランドピアノ。上手に
 「演出家」の席と、音響、照明卓。キャストは、いつものように小劇場からいろ
 いろ曲者を集めて。今回、手塚とおるが出てるの注目。前回でてた、深浦加奈子
 、大鷹明良がいないの、ちと残念。好きなんです。記憶そのくらい。

 お話。「青ひげ公の城」の劇、バックステージ。7番めの妻を演じることになっ
 た少女(井沢希旨子)は、そのなかをさまよう。劇以外の現実も芝居。それさえ
 も、一貫せず変化していく。

 楽屋部屋を照明だけで、くっきり区切り。スマートな印象。橙、青の照明が、艶
 っぽく感じる。奇妙さも、どろどろしたとこなし。ドライ。突発する展開、よく
 わからず。それがあまり面白く感じない。淡々(そう感じる)としてるせいかな。
 うとうとして観るねこ。ラスト。井沢、手塚の二人。雨のような・・。月よりも
 遠い・・。の台詞に、渇きが癒される気持ち。記号だった人間に、命が宿るよう。
 血が匂ったとしても、人を感じさせる場面で、好き。

 手塚とおるは、黒ずくめ・青ひげの第二の妻。不具の足。従者(海津義考)にい
 つも抱えられ、彼に命じる。すっとした体、奇麗。なんてことなく、少女の虐待
 を命じる口調にぞくり。井沢希旨子は、従者に足蹴にされ、大股開き・・にさせ
 られる。ぞくぞくしてしまう、変態ねこ。いつも書いてるけど、彼女には金子國
 義が描くアリスが重なってしまう。よいよい。(6/8-18)



星の王子さま (95.07)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


7/22(土)7:00-8:40PM 曇 渋谷・ジァンジァン  流山児★事務所
「暗黒少女歌劇 星の王子さま」作:寺山修司 構成・演出:流山児祥
音楽:本多実 前売当日2500(劇場03-3462-0641)下手最前列より 立見あり(110)

 開場30分位前で15人列。劇団の人、道行く人にチラシ配って、PR。チケツ
 も路上で売って?た。地下への階段、暑いからやだなあと思ったら、天井板なし。
 すずやか。壁もきれいになってる。改装したのね。招待券の人は、楽屋口から先
 に入場。並んでた人いたから、先に言ってあげればいいのに。関係ないけどさ。

 お話。とあるホテル。男装し、オーマイパパとなった母親(小川エレナ)と、彼
 女をそうさせたがる少女(青木砂織)。そこには奇妙な人達が。少女歌劇団。童
 話に耽溺するおばさん(米山恭子)。毛皮のマリー(ラビオリ土屋)・・。歌を
 交えて、ちとオペレッタ風。おとなになった王子の悪夢の物語。ですか。もとの
 本しらず。マリーの挿話がそのままだったりとかあるから、寺山演劇のコラージ
 ュ?

 若手一杯。役者は力入ってる。でも、創る世界とか、あんまり感じなかったねこ。
 青木砂織の少年ぽいとこ、○。マリーの取り巻きの獣姦詩人(中谷政雄、関根端
 晃)は、変態を熱演。終盤、歌を2曲唄う芸妓・花代は、いたわりの悲しみの独
 特世界で、○。(東京7/18-23 横浜7/28-30)


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にしかど(nskd@enpe.net)