青春五月党


概要

構成員
主な作家
柳美里
主な演出家
主な役者
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
不明(たぶんない)

過去の公演

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魚の祭 (93.8)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


8/7(土)7:00-9:00 曇り 青山円形劇場       MODE×青春五月党  
  「魚の祭」     作:柳 美里 演出:松本 修  2列正面

 柳 美里の居場所を、再確認に行く。少女が鮮烈な印象。
 初演を観た時は、MODEの芝居になってて。柳 美里はどこにいったのかと、
 思いました。見知っている彼女の芝居は、少女の切なさ、感傷など甘さと、鋭さ。
 あと不思議な清涼さを持ったものでしたから。役者が若かったせいもあったかも。

 家族の再生ということだけど。唐突ともいえるほどに、あっさり和解してしまう、
 このお芝居は、再演でも釈然としない。今回は中途がさっさか。どこかわかんない
 けど、カットしてあるみたいで。ますます、その感を強く持ってしまう。
  
 彼女を、死者である冬逢(有薗芳記)と、恋人の少女(梶原阿貴)の台詞にみる。
 少女のまっすぐ、凛とした姿が印象的。二人の子供こそ、再生の証しとみるが。
 
 役者はいつものように美しく、なんでこんな巧いのでしょうか。別格の存在です。



Vol.7 向日葵の柩 (91.6)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


青春五月党 Vol.7「向日葵の柩(ヒマワリノヒツギ)」6月22日7時(1:53')
渋谷/シードホール 前2300円 当2500円(有) 6/21〜25(7ステ)
作/柳美里 演出/金盾進(新宿梁山泊) 03-3748-2052 客180(超満員)

生と死をテーマに作・演出する柳美里が、自分の作品を上演するために公演ごと
に役者を集める劇団。87/12結成。今回は在日をテーマに新宿梁山泊の協力を得て。

そりゃあもう、前回と比べて100万倍も面白いよ。久しぶりに梁山泊っぽい芝
居を見た、って感じ。結構、柳VS金での戦いもあったんじゃないのかな。銀小で
の前回公演と同じ劇団とは思えない。どう考えても、金さんの演出に3000点。

東大医学部に入ってやる。俺らが認められるにゃ医者か弁護士しかねぇんだ。在
日だから。アボジ(父)は酒ばっか飲んで、勉強のジャマする。妹は見知らぬ日
本人に恋焦がれてる。オモニ(母)は男と去ってもう3年。鉄クズ置き場の家、
出ていくんだ。医者になるんだ。それしか道はない。

ホストやってる友達は妹に色目使う。韓国人バーでその女に出会った。安らぎを
覚えた。うれしかった・・・のに、のに、裏切り。・・・破滅・・・。雨!。

昨日と今日と2時間づつしか寝れず、本多劇場で少し寝れたものの、フラフラし
てた。のに、始まった瞬間、目が覚めた。前回の柳さんの演出では、役者がセリ
フを自分の中に喋ってた。外に出てこなかった。今回、すべてが外に投げつけら
れる。同じセリフなのに、全く方法論が逆。道具も美術もいい。変わるもんだ。

これは内緒なんですけど、実は役者へたです。でも大丈夫。演出の力技でカマシ
てくれます。みんなパワーあるし、かっこいいし、きれいだし、だいじょぶです。

見終わって「なぜ死ぬなぜ死ぬなぜ死ぬなぜ死ぬ。そんなこと、私は絶対に認め
ない。」



Vol.6 春の消息 (91.2)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


青春五月党 Vol.6「春の消息」2月6日7時(1:20')
銀座小劇場 前\2000、当\2300 2/5〜10(8ステ)
作/柳美里(ゆう みり) 演出/津島圭治 03-3748-2052 客100(満)

柳氏(22歳.在日)が、自作を上演するために結成した劇団。今月のシティ
ロードで紹介されてた(雲氏)。セゾン文化財団助成作品。6月にはシブヤ西
武シードホール主催での新作公演が決定している・・・っていったい・・・。

作者の暗く悲惨な少女時代を、丹念に文字化した。死ぬことばかり考え、現実
を直視せざるを得なかった幼き日々を。その思い・イメージが綴られている。
自費出版の詩集を読んだような感じ。ちょっと観念的過ぎらあ。

新宿梁山泊の人魚伝説で最も好きなシーンは、ウジウジした少女が、自殺とか
を口にしたら、「何馬鹿なことぶっこいてんだ」とばかりに、近所中の人が寄
ってたかって袋叩きにするシーン。あれじゃ、あの娘、強くしたたかに生きる
しかない。柳さんの周りに、そーゆー人いなかったんだろうなあ。私なら言う。
「いいからそこに座りなさい。そーゆーことうじうじ考えてっと、長生きでき
ないよ。あんたはマゾか。おとーさんはそんな子に育てた覚えはありません。
ちゃんと背筋を伸ばしなさい。そんなヒマがあったら、男のひとりでもだまく
らかして、ゼニでも稼いできなさい。あんたはダザイか。一度死んできなさい。」
(・・・大きなお世話かもしれない・・・イッツ オーライだい)

役者は甘い甘い。作家のイメージを具現化していない。それ役者の仕事。泣い
たりわめいたりして熱演だが、泣いたりわめいたりしか伝わらない。悲しいが
悲しいでしかないほど芝居は浅くない。それじゃ身上相談だ。でも、ぐずぐず
言ってる友愛里は思わずヘッドロックしたくなる程けなげだから許す(エラソー!)。
それと、こーゆーハードな芝居を2年もやれば、必ずうまくなるしな・・・。

見終わって「柳さんには、椰子の実割りを、お見舞いするぞ。」
「久々にアンケート書こうと思った。でも提出せず、長文の手紙に
して出そうとしている私っていったい・・・ただの好きものです」



Green Bench (95.07)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


7/1(土)7:00-8:40pm 曇 青山・草月ホール 青春五月党 第10回公演
 「Green Bench」 作:柳美里 演出:渡辺浩子 ほぼ満員(1F)

 よく解らない。体感できない感じ。初演よりキャストは、素のままで好き。

 お話。真夏のテニスコート。母親ののぞむまま、テニスをする姉弟。離婚した
 両親のもとにいる彼ら。ひさびさの再会。母親の命令、独白は、浮つき狂気じ
 み、それはしだいに浸食して。
 '92ジァンジァン初演(ぴあ6/27 P168には'93と誤記?)。初演と今回の演出、
 キャストは下記の通り。初演は本のカットあったそう。ふーん。時間は初演の
 が長かったような気がするけど・・(あやふや)。

 男を他の女、それには娘も・・に取られ、現実を見据えながらも、静かに狂っ
 ていく女。初演は鰐淵晴子をはじめ、みなモデル風の美顔。中年になり捨てら
 れた女といっても、ピンとこなかった。そのへん失礼ながら、李 麗仙を始め、
 今回のキャストのが、○。実感もって観れる、素のよさみたいのあり。
 ラスト、母親の一部として、共に狂ってしまう娘、楽しげに殺人を通報する息
 子というのがすごい。隠されたどす黒い血の縛めに、ぞくり。と、家族にせよ、
 一度壊れたものはとまらない、戻らないということか。
 
 背景が真っ黒。中央の砂場ような舞台に、照明が照り付ける。コントラスト強
 くて、目が疲れたねこ。(6/23-7/2)
  
  初演(92-8/5-9ジァンジァン)    今回
 演出:三枝健起(NHKの人?)    渡辺浩子 
 春山泰子(母親)   : 鰐淵晴子  李 麗仙
 春山陽子(娘)    : 神野三鈴  日下由美 
 春山 明(息子)   : 西山 純  宮下 学
 谷口正彦(母親の愛人): 井上智之  柄沢次郎


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にしかど(nskd@enpe.net)