上海劇場


概要

構成員
主な作家
鈴木裕
主な演出家
鈴木裕
主な役者
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
不明(たぶんない)

過去の公演

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アフター・ライフ (91.7)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


上海劇場「アフター・ライフ」7月6日7時半(1:50')
下北沢/駅前劇場 前2000円 当2300円 7/5〜9(6ステ)
作・演出/鈴木裕 03-3395-1152 客60(6割)全椅子

早稲田で七転舎の人達と活動してた鈴木や小嶋尚樹らが79年結成。SF的な
作品が多く、パラノイア百貨店でも活躍するスタッフの仕事が光る。今回は
一転して、臨死体験を、道具や演出を排除して、ストーリーで見せる。

急患だ。心臓マッサージ、電気ショック、カンフル注射。心筋梗塞か。医師
達のあわただしい治療が続く・・・を、上から見ている私。えっ、あの患者
は・・・私じゃないか・・・?

人気漫才コンビ「福助・おかめ」の福助が倒れた。死の淵から蘇った彼は、
次々と不思議な人々の訪問を受ける。懐かしい死んだおばあちゃん。宇宙か
らやってきた謎のチャネラー。他の人には見えないが、福助にはつながれる。
おばあちゃんの言うことにゃ、彼は前世でアトランティスの神殿に仕える犬
だったとか。その世界は、精神文明が発達しており、自由な交感が可能だっ
たとか。そして、彼には地球を救うべき大切な指命があるとか。宇宙人チャ
ネラーも彼の目覚めを期待する。しかし、彼は一介の漫才師。彼の抵抗が続
く・・・。はたして地球は守れるのか・・・。

新境地だ。今まで、鈴木の映画的な古い演出がじゃまだったが、今回は展開
だけで見せる。最初退屈だったけど、話しに引き込まれてしまった。役者達
も堅実な演技。怪優佐々木和也もシンを勤め、MODEでつまらないおぢさ
んに甘んじてる小嶋尚樹も、やっぱルーツは上海にあり、だ。以前の、スペ
クタクルが好きな人には物足りないだろうが、私は好きだ。大人の観賞に耐
えれる作品に仕上がった。

見終わって「いやあ・・・レビューを書けることが久々に嬉しかったよ。」



五つの心臓を持つ機械 (90.11)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


上海劇場「五つの心臓を持つ機械」11月23日7時(2:00')
浅草/大勝館 前2300円、当2500円 11/21〜25
作・演出/鈴木裕 03-395-1152 客100(男女=3:7)

早稲田の学生だった鈴木が、七転舎から分れて小島尚樹らと79/6結成。

21世紀のどこでもないとき。TVから流れる、疑似人格モジュールのCM。
「アナタのお脳にステキナ“モディー”」(脳に電気回路を移植して、他人の
記憶/人格をソフトウェア=単4乾電池のような形状=として装着)。今日も
一人の男が、呼び出したホテトル嬢に、変態的扮装を施した仕上げに、特注の
未認可モディを装着した。そのとたん、彼女は・・・。

さてその男は実は、キワモノの徹底取材で世相を斬ると評判のニューショー「
山城ヒロシショー」の山城氏その人であった。ホテトル嬢をムチャな目に合わ
された口ききの男は、その未許可ソフトと、変態趣味のスキャンダルをネタに
脅迫を行なう。しかし逆に殺され、マッドサイエンティストのばあさんへ送ら
れてしまう。その老嬢は、山城の未許可ソフトを作った人であり、死体となっ
た男に処置を施し、特殊モディで、脳の半分を制御された男として生き返る。
そのモディはたいへんよくできていて快適であった。定期的にCMが入る点を
除けば。しかし男がホテトルの女のところへ戻ると、山城に操作され自分が変
態でニュースの主になっていることを知る。さらに女は、違法ソフトの副作用
で、言語中枢に異常を来たしていた。ふたたび山城に戦いを挑むが・・・。

「電脳の蟲(87年)」に続くサイバーパンク第2弾。今年の春にパラノイア百
貨店との合同公演をスズナリで行なって以来。毎度、道具はすごい。映像で見
せるCMは完ぺき。話しが面白いのに、テンポが出ないのが残念。整理できる。

見終わって「個人的にこーゆー話しが大好きなもんで。演劇的な手法が古いけ
ど、ちりばめられた細かい仮説が素敵。がんばって欲しいよ。」



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にしかど(nskd@enpe.net)