少年王者館


概要
名古屋の人気劇団。

構成員
主な作家
天野天街
主な演出家
天野天街
主な役者
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
http://www.oujakan.jp/

過去の公演

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星ノ天狗 (90.8)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


少年王者館「星ノ天狗」8月8日7時〜9時 前2000円、当2200円
新宿タイニイアリス(03−354−7307) 10日まで
作・演出/天野天街(名古屋の劇団)052−322−4647

初日、大雨、なのに超満員。舞台になつかしい電車が1両。
役者が個性的。いい役者がいっぱい。芝居の内容は、わけわかんない独特の
世界。ストーリーを考える必要がないくらい、役者で楽しませてくれる。で
もギャグとかじゃない。セリフの洪水。イメージの噴水。ダンスの振り付け
が最高。自分達の好きな世界で勝手にやってるって感じなのに、引きつけら
れた。ほんとわけわかんないのに、飽きないの。この感覚って、駒場小劇場
で、初めて夢の遊眠社を見た時のと一緒だ。次はでかい小屋で見たい。

見終わって「少年王者館と、イカ天の“たま”って、なんか関係あるのかな
あ。」

−−−

>少年王者館の芝居は「たま」の音楽と似てるのかしら・・・

少年王者館は、もろ「たま」でした。つーより、「たま」が少年王者館なん
だよね。実は、今から3年ぐらい前、少年王者館の人たちと飲んだんだこと
があったんだけど、サインもらっときゃ良かった。なんか、すげー変なやつ
らでさ、まだ彼らの芝居、見てなかったし・・・。確かに当時は天皇がどー
たらってえ芝居だったらしい。友達が好きで、名古屋まで行って客演してた
りしてたんだけど、そのころは知らなくて・・・これから絶対注目だよ。も
っとでっかい小屋でやって欲しいんだけど、なんか、「おーい、やるぞー」
って集まって芝居打つみたいだから、どーなんだかなあ。

たまみたいな芝居って言うか、少年王者館をポップにすると「たま」になる
っつーか・・・。「たま」のどこがポップだい?って言われそうですが、少
年王者館は、はるかにワケわかんない、妙な世界です。・・・いいよっ。

(内緒ですが、あのまんまだと、遊眠社と一緒で、3回目には飽きます・ひぇっ)



マバタキノ棺 (91.8)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


少年王者館「マバタキノ棺」8月8日7時(2:10')
下北沢/ザ・スズナリ 前2200円 当2500円(アリ) 8/7〜11(5ステ)
作・演出/天野天街 052-322-4647 客200(満員)

82/3結成の名古屋の劇団。毎年東京でも2回公演している。今回の作品は86年
に初演されたものの再演。名古屋(7/25〜8/4)で9ステ行ない、この後、江ノ島
(8/16〜18)、大阪(8/24,25)がある。舞台美術が光る。

やっとスズナリだ。アリスじゃもうやれないよ。ギューづめだもの。でも5ステ
じゃやっぱきつきつ。早くでかい小屋でやって欲しい。演出的には絶対大きい小
屋の方が合うもの。もちろん役者に問題が残るけどさ。野田貴子が欲しい。

ストーリーとか、モチーフになっているものはある。けどそれを言っても王者館
の芝居の説明にはならない。「たま」(イカ天バンド)の世界だし、連鎖するイ
メージだし、変で奇妙で懐かしくって気持ち悪くってだから。今回出てくるのは、
蚊取り線香、ちゃぶ台、天花紛、真空管ラジオ、お棺、お骨、おばあちゃん、日
めくりカレンダー、セルロイドの刀、半ズボン、などなど。爆笑のネタもあるし、
不気味だったり、違和感あったり、わけわかんなかったりだ(文字での説明は難
しいや)。たぶん「健康」よりも客のファッションのバラエティさは上だろう。

見終わって「眠い瞬間もたくさんある。ギューづめはつらい。だんだん飽きた。
でもホントすごい才能がそこにある。天野演出のプロデュース公演
が一番見たいなあ。そうだ、青山円形あたりでさ・・・。」



カオルミナト (91.12)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


少年王者館「カオルミナト」12月5日(初日)7時(1:10')
渋谷/シードホール 前2600円 当2800円 12/5〜8(4ステ)
作・演出/天野天街 052-322-4647 客200(満員)

82/3結成の名古屋の劇団。年2回は東京での公演があり、また東京在住の役者
で作るユニット「東京黄昏団」も活動している。今回はエッチュボンボのドラ
マトリックス'91に参加。1時間10分のいわゆる「売り公演」レベルだ。

心配してたんだよ。王者館の公演につきものの、天野さんによるコラージュチ
ラシが今回はなかったし、全然情宣してないんだもの。「リリパットアーミー」
のやっつけ仕事も不安を倍化させた。開場開演も30分づつ遅れ、客の入りも
満員ではあるけど、いつものギュー詰め地獄じゃない(明日からは地獄のハズ)。
はっきり言って未完成です。4ステ分の稽古しかしてません。(開場を遅らせ
てがんばったんだろうけどさ) いつもより多く笑いに逃げてるのだ。独白も。

「me too,ミー トー、水戸納豆、しーっ、プクプク、sheepでship,pukuぷくプク吹く水戸納豆」

相変らずダンスは最高。石丸だいこさんとマリリンマリィの発想だろな。すご
いよ。それと王者館の客はやっぱり面白い。普通なやつ一人もいない。みんな
内側に何か持ってる。98%は女の子だ。多くが(心は)10代だ。ファッシ
ョンも髪形も、個性してる。自己主張してる。

見終わって「もう本多劇場ぐらいでなきゃ、見に行かないぞ(と毎回言ってる)」



香ル港 (92.7)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


少年王者館「香ル港」7月20日7時(1:50')
下北沢/ザ・スズナリ 前2500円 当2800円 7/17〜26(10ステ)
作・演出/天野天街 052-322-4647 客100(9割)

年に2回程東京公演も行なう名古屋の劇団。82年結成。小丸が見るときはいつも
ギュー詰めだったのに、今回は余裕の桟敷席だった。昨年末のシードホールのド
ラマトリックスでの「カヲルミナト」がつまらなかったのが大きいように思うが
関係ないかなあ。去年の「マバタキの棺」は5ステだったから超満員だったんだ
けどね。エッチェボンボが東京制作をやってる(行列整理はうにもみさんと中山
亜弓さんだ)。この後、7/29〜8/2に名古屋公演。

とにかく去年の「カヲルミナト」が未完成のままだった。プロデュース公演だっ
たし、4ステだけだったから仕方ないのかもしれない。今回は同じ「香ル港」だ
が、別作品。「カヲルミナト」が海から想起される物語とすれば、「香ル港」は
たどりつけない海へと向かう物語。海に憧れ、海を求めて彷徨う子供達。はてし
なくたどりつけない道。さ迷い歩く道。遊びつつ、どうどう巡りの街はずれ。夕
暮れて、遊び疲れて、一人ぼっち。

前半の石丸・月宵水(だと思う)の二人芝居が長い。だれる。基本的に王者館は
決定的な役者がいない。天野さんのセリフを身体で実体化できる役者がいない。
野田貴子呼んでよ、だ。大勢でわいわいのシーンと、装置でばたばたのシーンは
楽しいのだが、シンプルな役者芝居は弱い。でも、珠水さんや智恵子さんがずい
ぶんうまくなった。少年マルタもだ。若手の女の子(名前がわからん)も、才能
あるぞ。(今回はマリリンや姫子さんは出ていない)

相変らずダンスがいい。石丸だいこさん振り付けだと思うのだが、確かな才能を
感じるよ。そのダンスを見てえへえへ笑いながら、感動してうるうるしている奴
は私ぐらいだろうか。あんな発想の振り付けは信じられないもの。その次の動き
が全く予想できず、そんなしぐさが振り付けになるなんて考えられない。ちょっ
とした動きに息を飲まされる。ほんの4分程のダンスに感動して泣いてしまった。

中盤以降の展開はめまぐるしく、まばたきできない。美術も美しく、濃密なひと
ときであった。

定刻(開演)5分前に突然始まった石丸・月宵水の二人芝居はイヒョー過ぎて、
なんだかわからなかった。2分ぐらいだけのやつ。んで、また客入れに戻り、開
演は5分押しだったのだが・・・。役者の問題である気はするのだが。

見終わって「ようするに、どんだけイメージが喚起されるかだ。天野さんのセン
スは才能だよ。野田貴子を呼んで欲しいよお。」



キニエリ (93.8)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


8/8(日)3:00-4:45 曇り  タイニイ・アリス     少年王者館
  「キニエリ」     作・演出:すうどん    3列中央

 天花粉の匂いで、そのまま王者館の世界へ。ほかじゃ、味わえないな。
 背の高いすうどんの作・演出。今回、本人は出てません。天野氏の世界とおんなじ。
 天野氏の方が言葉が多いぶん、どっぷりひたれるかな。今回は、ちょっとポップな
 印象。どこというわけじゃないけど。あっさり、冷麦の印象もあり。
 
 立ち見でましたが、2年前のアリス公演より、詰めがゆるくて。ゆったりとは
 いかないけど、余裕もって観れた。う−ん。こんくらいの舞台の大きさが丁度いい。
 白熱灯のあかり。蒲団。両脇がすり硝子の窓。影絵とか映して、なつかしい雰囲気。
 
 役者。智恵子が出ていないぃ。チラシには書いてあったのに・・・。石丸だいこ、
 天野天街が出てたから、いいか。伊藤真由美、かわいい。あと田村、ウテナ、村崎。
 ほか、新人がいっぱい(12人中、6人)。声がよくでていない人がいて、不満。
 役者はいままでの本公演とは、違う趣でした。



ノン・シルヴァ (94.2)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


2/27(日)2:00-4:00PM 晴れ 下北沢・ザ・スズナリ 少年王者館
  「ノン・シルヴァ」  作・演出:天野天街     満員

 展開、ぱっぱ。ちと、息飲む。せつないせつなさはあんましね。

 お話し。銀杏のにおい。の中、地球という星に旅立った少年の物語。
 かそけく静かさと、どんじゃんのダイナミック。あたまのずんずん、展開の
 小気味良さは、最近じゃ一番かな。
 へんなラインダンス?。終わらない堂々めぐり。珠水のほっかぶりおやじ少女。
 など、変わらず。まあ、それもいいかなのお馴染み。
 こんどは、智恵子もいれてのお話しが観たい。



くだんの件 (95.08)

(下の文章の文責:にしかど)


少年王者館の天野天街が作・演出をつとめます男ふたりのお芝居、
「くだんの件」をみてまいりました。この作品、知る人ぞ知る私の
ホームページで公開中の識者?5名による「8月のおすすめ芝居」
ランキングでは、じてキンや遊気舎などなみいる強豪を押さえてト
ップにランクされている作品であります。だからなんだといわれる
と喜びます。

で感想ですが、退屈ですがとても面白かったです。退屈だけどとて
も面白いというのはなかなかすごいことで、これで退屈でなかった
らムチャクチャ面白いだろうということです。退屈だったというの
は、何度も眠りかけたということなのですが、これは私の体調のせ
いかもしれません。そうでないかもしれます。

ひさしぶりに、不思議体験という感じの芝居に出会った気がしてい
ます。くだんというのは、牛と人間のあいのこの怪物だそうですが、
まあいってみればそんな怪物と出会うような荒唐無稽な体験の手触
りがする芝居だったのです。ゆめのような、と言っちゃうとちょっ
と宿直。

私は少年王者館をみたことがないので、本公演との比較はできない
んですけど、どうなのでしょう。本公演もみたいなあ。



(下の文章の文責:まねきねこさん)


8/16(水)7:20-9:10?PM 夕立 新宿・タイニイアリス(03-3354-7307)少年王者館P
 キコリの会「くだんの件」 作・演出:天野天街 前売2500,当日2800
 最前列中央より 客席7割(70人)

 10〜20人ほどの女優を中心とした芝居を手掛けて来た天野天街。初の男優の
 みでの二人芝居。二人は、名古屋では有名。今回、東京初登場とのこと。
 公演初日。開場30分押し。外、暑いから待つのはちとつらし。

 お話。戦争、災害を予言し、すぐ死んじゃうクダン。牛らしい。をモチーフ。男
 (ジャイアント茶所)が疎開先だった家を訪ねると・・。お話は、SF。終末テ
 ーマを、災難万歳?のクダンから見て。いつもよりわかり易く感じるねこ。

 今まで公演と感触違う。あの名古屋弁?+?の不思議音感・台詞あんまない。女
 の子いないせいか、月並みいえば骨太。ナンセンスギャグの洪水、へんてこさが
 最高なダンスもそこそこ。ものたんない。けど、天野ワールド。「スイカは赤い
 から梅干し」「違う」の話を延々やるとか、バカボンさは健在。予想できない意
 外な展開は、改めて驚愕。これ、ことばにとどまらず、現出するのがすごい。天
 野さんは、やっぱ天才。映像、多義な言葉のちりばめに、うっとりするねこ。
 ものたんないと言いながら、結構満喫してますね。

 役者。クダン?の小熊ひでじ。ぼーとしても、テンションあげても、○。さり気
 なさ?がいい。ジャイアント茶所もそう。もっと、遊べる気がする二人。
 来年は、いつものスタイルかしら。石丸だいこ、珠水、智恵子(以下沢山)に再
 会したいねこ。(8/16-20 6ステ)


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にしかど(nskd@enpe.net)