しゅうくりー夢


概要
きれいなメルヘンをみせてくれる劇団です。心が洗われますよ。

構成員
主な作家
松田環
主な演出家
松田環
主な役者
平井奈津子
坂本薫平
松田環
家入賢
小池浩司
後藤敦
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
http://www.h-wired.com/chou/

過去の公演

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Vol.14 あ!ほっと・クリスマス(91.8)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


S・C・Dしゅうくりー夢Vol.14「あ!ほっと・クリスマス」8月12日7時(1:50')
赤坂/シアターVアカサカ 前2500円 当2800円 8/6〜13(9ステ)
作/松田環 演出/倉本徹 03-5485-8795 客250(満員・補助椅子60)

加藤健一養成所出身の松田・倉本が85年結成。5周年を迎えた昨年秋から1年間
充電。今回から劇団名にS・C・Dがついた。おしゃれでメルヘン。

舞台は真夏のニューヨーク。探偵事務所に一人の男を捜してとの1万ドルの依頼。
手がかりは写真だけ。依頼人は黒づくめの不思議な男と、ハデな女の部下二人?

街娼がその謎の男と出会う。マフィアに絡まれているとことろを救われる。惚れた。
アパートへ連れて帰ると同居人のオカマが事件に巻き込まれている。コカイン売買
に絡んでいた。マフィアとの関係もある。その男は一言も言葉を発しない。

探偵は写真の男を調べた。しかし現在、牢獄に入っているという。謎の男の正体は?

実は依頼人は160年後の未来から来た。捜している男はレプリカント。この世界の
実在の人物の記憶を移植されたもの。人間らしさの獲得を目的として。しかし、その
実在の男の最後の場所であるニューヨークの公園と雪の記憶を追って、レプリカント
がタイムスリップ。しかし夏、別に実在の男もいる。歴史が歪む。で、なんだかんだ。

まだ役者はへた。翻訳劇風のセリフも固い。倉本さんはうまいけど出番少ない。しか
し、凝った展開で、おしゃれなメルヘン好みの人には楽しめるだろう。

見終わって「キャラメルボックス風の芝居作りがはやっているなあ。動員できるからなあ。」



Vol.13 ドラキュラ(90.9)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


しゅうくりー夢 Vol.13 「ドラキュラ」9月18日(初日)7時(2:20')
新宿・シアターモリエール 全指/前2000円、当2200円 25日まで
(9/27〜30「アリスとメルヘン人形たち」あり)
作/松田環、演出/倉本徹 03−398−8599

メロドラマです。まあ、できのいいラブロマンスと言っときます。きっちり
ハッピーエンドで、予想通りに進み、OLさんお楽しみ。

悪魔と魔女と狼男と怪物くんと座敷わらしの5人組が、悪魔世界復活の為、
ドラキュラの末裔を蘇らせた。一人前の吸血鬼となる為、修業が始まるが、
ターゲットの処女が彼を愛し、彼女の母親とは・・・、父親は実は・・・。

結構話しが練られてて、役者も美男美女で「いいとこの養成所の出かしら」
って感じで楽しめる。堅実な演技です。初日なんで、道具さんのがんばりを
音屋さんのスピーカーノイズと、明かり屋さんのキッカケハズシで壊してた。

見終わって「そこまでやるんなら、ちゃんとブチュッてやってくんないと、
おぢさんは力が入んないよお。」



ハンプティ・ダンプティおっこちた(92.11)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


S.C.Dしゅうくりー夢
「ハンプティダンプティおっこちた−アリスとメルヘン人形たち−」
11月15日2時(1:55') 二子玉川園/アレーナホール 自\2500 指\3000 11/14-16(5ステ)
作/松田環 演出/倉本徹 03-5386-1115(ネビュラ) 客150(満員)

85年9月結成。加藤健一事務所付属の演劇教室にいた松田と倉本が結成した。メル
ヘン世界の構築では定評がある。本作は86年7月初演の「アリスとメルヘン人形た
ち」の改訂作品である。主演は松田自身だ。

●アリス イン メルヘンランド。アリスがピーターパンに導かれ、チルチルとミ
チルと人魚姫と白雪姫と眠れる森の美女とヘンデルとグレーテルと鉛の兵隊と
シンデレラと王子さまと忙しウサギと笑い猫とトランプ兵のいる国へやってき
た。ここは乱れている。みんな現実的になっている。おとぎの国のご都合主義
は飽きられているのだ。王様は困り果て、すべての住人にIDカードを持たせ、
帽子屋を秘密警察にして取り締まる。マザーコンピュータに支配された世界。
反逆者は死刑だ。アリスはみんなを助けようとする。しかし、物語に飽きてい
たのはアリス。現実的な世界を望んだのはアリス。その結果がこれだ。物語に
のめりこんではいけない。逃れられなくなるから。でも、ピーターパンが飛べ
ることぐらい、信じなくっちゃいけない。信じてもいいか。

まあ、おとぎの国が融合した世界に飛び込むってぇのは、結構考えるもんです。そ
こで止らずに、その先まで描いたホンはえらい。役者陣にレベルの差があったけど、
なんとか持ち応えたのはホンのおかげだね。でも、もちっと発想がぶっとんで欲し
い気もした。同じアリスを扱ったVアカサカのタイゾー倶楽部「改訂版キュービズ
ム」(作/佐山泰三)の方がムチャクチャぶっとんでて面白かった。私ったら、
「王位継承権」とかってセリフがあると「大井競馬場」なんか浮かぶやつだもの。

役者では倉本さんだな、やっぱ。「ドラキュラ」んときの倉本さんも良かったが、
笑い猫のヒネクレ具合もいい。

しかしなあ、こーゆーメルヘンものって、エンタテインメントとしては認めるけど、
なんか抵抗あるよなあ。ロマンチストとか、空想力ってのがメルヘンと結びつく、
って考え方って先入観・固定観念じゃないのかなあ。子供のような「純真な心」が
「メルヘン」の優しさと同化するってのも、一つの確立した価値観にすぎないと思
うよ。現実逃避と紙一重だしなあ。う〜ん・・・。

見終わって「よっぽどのことがないとSCDは見ないだろなあ。」



ホ−ム・ドラマ(93.8)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


8/28(土)3:00-4:40 快晴 シアタ−Vアカサカ   S.C.Dしゅうくり−夢
  「ホ−ム・ドラマ」  作:松田環 演出:倉本徹  8列

 やさしく、暖かい。こころ洗われます。夏らしい演出も、縁側の風のよう。
 お話し。夏の夕方。花田一家の夕食はソウメン。食後のだんらん、わやわや。
 と、珍入者。実は、慎吾(主人公、小学生:松田環)のじいさん作治(赤染歌丸)
 じいさんを知らない慎治は、ボケた作治を宇宙人と思い、友達になろうと・・。

 慎治と作治。次第に、なかよし友達になるふたり。時折、子供時代を幻視するように
 なる作治。ボケと老衰のためと知る大人(お客)に、進む親密さがとても切ない。
 子供時代の友達のもとに帰る(死)作治。夢幻の場面とあわせ、泣きたい気持ち。
 
 颱風の夜の停電。メンコ。夏の昆虫採集。家族で食べる食事。終始暖かい人達。
 どうも、感傷的になってしまったねこでした。
 役者はとてもアンサンブルがよく、安心して観れます。皆、普通の人を好演。
  東京9/5まで。(電話で当日券予約可。劇場まで)


月光小夜曲


● もろおとぎ話です。ストレートなメルヘンです。しらけるだろう
と覚悟していたのですが、結構良かったです。

● 月のうさぎの少女がやってきて、しがないサラリーマンと恋をし
て、最後はお迎えがきて月に帰っちゃう、っていうのが大筋です
が、細かい仕掛けをいろいろ出して飽きさせず楽しませてくれま
す。床が上下にがんがん動くし、脇役キャラが面白いし、ギャグ
もほのぼのしてて、いいんじゃないでしょうか。

● ラスト、月に影絵のうさぎが浮かぶの、きれいでした。

● メインの六人は皆うまいしバランスがいいと思いました。客演に
頼っている(?)のが気になりますが。

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【月光小夜曲 ムーンライト・セレナーデ】 しゅうくりー夢
  作・演出/松田環
  平井奈津子@C−ランド(エリス=月うさぎ)坂本薫平(麟太郎)
松田環 家入賢仁 小池浩司&後藤敦@テアトルエコー 
 1994.9.21-28 サンモール 9.28Wedソワレ=楽 13列目 ほぼ満員
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Vol.22 月夜の森の赤ずきん (95.09)

(下の文章の文責:にしかど)


〇〇〇〇〇〇〇〇 月夜の森の赤ずきん × しゅうくりー夢 〇〇〇〇〇〇〇〇

● メルヘンはかわいいヒロインがいなきゃはじまらん。

(1,赤頭巾) わたし、アポロニア。病気の人達にお薬を売るお仕事をしてるの。
      でも、村の人達は、わたしのことを魔女だなんて。
      わたしがよそものだばっかりに……。
      ひどいと思いません?
(1,亮  ) ひどいひどーい。赤頭巾ちゃんかわいそー。
(1,エレナ) エレーナと申します。小さな宿屋の女将をやっております。
      あの忌まわしい狼に主人を奪われて以来、ずっと主人への操を立
      てて、息子のマルコとふたりで暮らして参りました。
      そんな私ですが、旅人のブルクさんにはつい心が……。
      でも、きっとブルクさんはご迷惑でしょうね。こんな年増の女。
(1,マル ) そんなことないぞー。すんごくきれいだ、エレーナさん。
(1,はな ) ……なにそれ。
      私につっこんでほしいわけ?
(1,亮  ) つっこんでつっこんで。
(1,マル ) ぐりぐり。
(1,はな ) 勝手にやってなさい。
(1,亮  ) なにー。おめーに言われなくても勝手にやるよ。
      いやほんと、井沢さん、赤頭巾似合ってたな。突っ張った感じも
      かわいいし。声がまた澄んできれいなんだよね……。(遠い目)
(1,マル ) 村中さんって、きれいだし、優しくふっくらと包んでくれそうな
      感じがするんだよなあ。あの胸に甘えてみたい……。(遠い目)
(1,はな ) でもふたりとも客演なのよね。

● しゅーくりー夢、10周年記念作は定番の狼男もの。

(1,はな ) さあ、廃人の人達はほっといて (^_^;、私が仕切ります。
(1,ブルク) 主役はオレだぞ、わかってんのか。
(1,はな ) はいはい、わかってますよ、狼男のブルクさん。(^_^)
      あなたって、シリーズものの主役なんですか?
(1,ブルク) ああ。しゅうくりー夢じゃ、一番の人気キャラだぞ。知らんのか。
(1,はな ) すみません、初見なもので。でもワイルドで素敵でした。
(1,ブルク) そうか。今回の話も、まあ言ってみれば俺の冒険談のひとつだな。
      俺の狼男ゆえの悩み、旅する者の心の空洞が、甘く流れがちなお
      とぎ話をぴりりと引き締めているわけだ。
(1,エレナ) なによりも、ブルクさんは優しいし。
(1,赤頭巾) わたしの赤い頭巾の重しをとってくれたのも、ブルクさん。
(1,はな ) でもこの話って、単純なハッピーエンドじゃないんですよね。
      むしろ、悲劇といってもいいくらい。
      背負った血の絶対的な悲しさっていうのかしら。
      そういう悲しい部分と、メルヘンちっくな部分とのバランスが、と
      っても良かったと私は思います。
(1,マル ) 芝居のことを言っちゃえばさ、やっぱちょっとクサイとこあるよ。
      冒頭のダンスとかさあ。
(1,はな ) まあでも、クサイ感じの部分も、割り切って意識的に使ってるって
      ところがあるじゃない。それはそれでいいんじゃないかな。
      だって、いい大人がメルヘンやるのって大変よ、きっと。
      それを10年も続けてるのって、立派じゃない。
(1,マル ) 好きなことやろうっていうその姿勢は微笑ましいけどね。
      ま、物好きといや物好きだよなー。俺にはよくわからん。
(1,亮  ) 君達、どうも理屈っぽいなあ。俺は心が少年のように純粋だから、
      何の疑問もなく素直に楽しめたよ。
(1,はな ) はいはい。

● まとめとBGMと天気予報 (^_^;

(1,亮  ) はいはい、ではまとめましょう。
      おとぎ話とか好きなアナタにはおすすめ、と。
      ここで突然「今日のBGM」!!!
(1,はな ) はい。今日の一枚は、Fairground Attractionで"A first of the
      million kisses"。ビルボードでもたしか1位になった"Perfect"
      をはじめ、アコースティックでかわいらしい曲が詰まった一枚。
      客入れでかかってましたね。私は "Clare"のサビが好き。
(1,亮  ) でもこのグループ、あっという間に解散しちゃったんだよね。
      んじゃ、蛇足天気予報、どうぞ。
(1,マル ) 曇り。ところにより晴れ。
(1,はな ) 晴れ。(^_^)
(1,一同 ) ではごきげんよう。

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【月夜の森の赤ずきん】 しゅうくりー夢 Vol.22
 作/松田環 演出/綾巳詩音 出演/坂本薫平=ブルク 松田環 家入賢仁
        井沢希旨子@流山児★事務所 村中実枝@テアトル・エコー
 1995.9.6-9.11 シアターサンモール@新宿御苑前
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(下の文章の文責:まねきねこさん)


 ->客入れのFairground Attractionは嬉しかったねこ。
 ”THE WIND KNOWS MY NAME"の唄い始め、”WHISPERS"のさびがとても好き。
 '89クアトロライブの時は解散なんて考えもしなかった。悲しかったです。

9/10(日)2:00-3:50PM 晴 新宿・シアターサンモール しゅうくりー夢
 「月夜の森の赤ずきん」 作:松田環 演出:綾巳詩音 前売、当日3000
  中段(8列)中央より 満員(330)

 お話。オオカミ男・ブルクは、流浪の身。イタリアのとある村。宿をとった女将
 エレーナは、男らしくやさしいブルクに心引かれ始める。ブルクもここを安住の
 地とやすからず。しかし、謎の男が現れたことで血の呪いが呼び覚まされて・。

 軽い乗りの前半とビターな後半。舞台仕立てを東欧よりとして、違和感なくオオ
 カミ男伝説世界、○。よけいな一言ギャグには、あはは。エレーナの息子・マル
 コ(松田環)のアニパロなちゃこちゃこした動きに思わず笑う。テンポも○で、
 いいセンスしてるとおもうねこ。ブルクのキャラ、◎。粗野でいてやさしく、明
 るくて哀しみの影もつ男。気に入ったよ。わたしゃ、あんたについて行くさ。
 ラストの悲劇は辛い展開だけど、感傷排していて○。森の一族も絡んで、長く盛
 り上げるのは、散漫な印象で△。ブルク中心でディープな因縁話が見たかったね
 こ。暗いか。

 役者。ブルク・坂本薫平の○は前記。赤ずきん(魔女)・井沢希旨子(流山児★
 事務所)はひねくれてて聡明な女の子役。愛らしい。女将役・村中実枝(テアト
 ル・エコー)はやさしげ。二人とも胸が大きいなあと、エロおやじねこ。
 (9/6-11 7ステ)


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にしかど(nskd@enpe.net)