タイゾー倶楽部


概要

構成員
主な作家
佐山泰三
主な演出家
佐山泰三
主な役者
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
不明(たぶんない)

過去の公演

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Vol.10 スキゾシステム (91.7)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


タイゾー倶楽部 Vol.10「スキゾ システム」7月14日2時(1:51')
新宿/シアターモリエール 前2300円 当2500円 7/10〜14(8ステ)
作・演出/佐山泰三 03-3360-5905 客90(7割)

客入れにYMOがかかってるし、お客のノリがキャラメルボックスだったんで
ちょっと不安だったけど・・・まあまあ面白かったよ。いつもチラシがかっこ
いいんだよね。そんだけだけど。

10年ぶりの同窓会に集まった7人。「あの日」の火事が元で廃校になった朽
ち果てた学校の教室での再会。その時、委員長がいなくなった。探しながら過
去を蘇らせる。7人とも「あの日」の記憶がない。何が起こったのか。あの日、
焼死した「渡辺千秋」さんの記憶も・・・ない。

委員長自身も過去を求めていた。あの日の夕暮れ、「姫」と呼び従う謎の男の
訪問。世界は「リア王」であり「ロミオとジュリエット」であり「シンデレラ」
である迷宮。気がつくとそこは「あの日」。また10年が始まる。閉ざされた
10年の輪廻。そしてついに頁は捲られ、委員長=渡辺千秋の記憶はアルバム
に封じられる・・・。時間は動きだした・・・。

ちょっとキャラメルの影響を感じたが、ダンスもかっこいいし、ホンもちゃんと
芝居になってる。必ずしも作家が解釈しきれてないとも思うが・・・。

見終わって「伝染性モリエール病というのがあるんだろうか・・・。」



Vol.12 改訂版キュービズム (92.8)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


タイゾー倶楽部 Vol.12「改訂版キュービズム」8月4日7時(1:58')
赤坂/シアターVアカサカ 前2500円 当2800円 8/1〜5(7ステ)
作・演出/佐山泰三 03-3360-5905 客200(超満員)

赤坂パフォーマンスフェスティバルのトップは、86年結成のSF指向劇団。かっこ
いいダンスとSFの中に散りばめられたメルヘンとロマン。小丸は「スキゾシステ
ム1991」以来の2回目。「キュービズム」は91年1月初演。モリエールを中心に活
動している。

前回もそこそこ良かったが、今回はずっと面白い。かっこいいぞ。

●クフ王のピラミッドの王室の南側に発見された立方体の部屋に置かれたルービッ
クキューブ状の「クリスタル・キューブ」(長いセンテンスでどうも)。かの地
のマジシャンの語る不思議なことば。このキューブこそ、選ばれたものに与えら
れる時空移動装置。次元を自由に飛び越えられる。受け取ったのは西園寺あかね。

あかねの姉二人、鈴子とリサ子。三人で時空旅行へ。

東京ディズニーランドのシンデレラ城の前、0時。偶然集う三姉妹。それぞれ男
連れ。あかねの彼だけ残し、5人は真夜中のスターツアーズへ。案内嬢を含め、
宇宙船に乗り組み、ブラックホールへと旅立つ。ホーキング理論を拒絶し、アイ
ンシュタインに賭けて、ブラックホールへと突入。次の瞬間、アリス・イン・ワ
ンダーランドへ。白の王は、あるべきものを失い困っている。お茶会に集まった
バカ侍従もニヤリ猫も見つけられない。双子の姉妹もアリスも探す。見えないも
のを見つけるのは、次元を越えて、二次元世界のドラえもんの四次元ポケットか、
一休さんのトラのとんちか、とにかく探せと次元旅行へと・・・。

めざめた姉妹。不思議な旅行だった。あかねがいない。真夜中のディズニーラン
ドへ行ってみると、二日経過している。残されていた男はアリスを夢見ていた。
スターツアーズの男二人もアリスを体験していた。姉妹は時空旅行で体験してい
た。一人残った男があかねの荷物の中のクリスタル・キューブを回したせいだ。
時空にひずみが。その時、訪れる奇跡。選ばれし6人のものども。時空を越え、
クフ王の導きにより、新たな次元へと、旅立つ・・・。

いろいろ矛盾とか指摘できそうだし、役者は若いんですけど、ダンスがかっこいい
し、セリフにテンポあるし、充分楽しめました。特に「鏡の国のアリス」のシーン
は、わけわかんないけど楽しい。いいかげんなレトリックで出鱈目に突っ走るなん
て、ただもんじゃないぞ。ま、ホンがうんぬんというより、そのエンタテインメン
ト度を評価したい。装置も金かけてたなあ。たいしたもんだ。

見終わって「チラシの束の中にシアターガイド(有料版)が。ラッキー!。」



Vol.14 TRILOGY (93.8)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


タイゾー倶楽部 Vol.14「TRILOGY」8月25日2時(1:52')
新宿/シアターサンモール 前2700円 当3000円 8/21〜25(7ステ)
作・演出/佐山泰三 03-3360-1206 客300(満員)

FROM A ACT-ALIVEの5番手はデーハー・ファンタジー劇団のタイゾー倶楽部だ。この
日は楽日とはいえ、平日マチネの追加公演なのに、きっちり満員となっている。

小丸はタイゾー倶楽部は4回目。実は好きなんです。過去3回のうち、最初の時はボ
チボチだった(91.7.14「スキゾシステム」)。2回目はとっても楽しんだ(92.8.4
「改訂版キュービズム」)。だけど3回目ははずれだった(93.2.24「リセット」)。
さて、今回はどんなもんでしょう・・・。

●現実世界から青い鳥を求めて入り込む迷宮。屋根裏部屋の明かり取りの窓から差
し込む光を浴びて、心音のレコードを聞きながら集中して行く煌めきの世界。眠
ったかのように鳥篭にからめとられてゆく。さまよい歩く夢の桃源郷。至福の時
が、すべての人を眠りから覚まさせない。永遠の休息、永遠の幸福・・・。

とかなんとかの話し(違うか)。眠ったままの妹は、夢の世界から帰ってこないので、
二人の姉が、妹が入り込んだと同じ状況を再現して、その夢の世界に入り込んで・・。

とにかく装置がハデ。ずっとモリエールでやってた劇団。最近はVアカサカに昇格し
た。おシャレなの。ハデさとファンタジーではキャラメルに匹敵。ストーリーとかコ
トバとかはキャラメルを上回るだろう。女優も一人だけうまい。男優も笑かすぅ。

にしても、どのシーンも長い。最初の屋根裏部屋30分は飽きる。テンポのよいダンス
で幕を開けたんだから、そのリズムを保って欲しい。こうゆうスピード感はキャラメル
の方が上だろう。(こんなにキャラメルと比べられちゃメーワクかしら)

とか言ってるけど全体としては楽しめたのだ。やっぱ私はハデ好き。上滑りの物語にな
るところを女優が救っている。泣かせる演技だ。うめえや。いえいえ、ホンもキチンと
してるんです、いちおー、だいたいは。

しかし、こんなに動員できて、アクトアライブ参加で、さらなる飛躍のチャンスだろう
に、次回本公演が来年6月だなんて・・・。惜しい。

見終わって「それにしては、私は冷めていたなあ・・・。」



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にしかど(nskd@enpe.net)