太虚<TAO>


概要

構成員
主な作家
主な演出家
鈴木絢士
主な役者
主なスタッフ
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不明(たぶんない)

過去の公演

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白鬚のリア 復活(総集編) (93.10)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


10/23(土)7:15-10:20PM 雨/晴 東向島・住友ベークライト工場跡地 太虚<TAO>
  「白鬚のリア 復活(総集編)」 演出:鈴木絢士     満員

 クー。若松武、セクシー。猥雑さが生気を与える。客を移動させる趣向。ひさびさ
 
 若松武リア王。三部作。'89-'93総集編。前回は、歩いて2分くらいかかるエリア
 で野外劇。リアが嵐の荒野で狂う編。雨混じりの風吹く中で上演。カッパ着て観た
 思い出があります。今回は、リア王の始めから最後まで。

 会場、構成。場面ごとに、客が誘導されて移動する趣向(3回あり)。
 第1部。領地分配から、荒野に追いやられるところまで。
 工場の倉庫内。階段を従えた地舞台。両脇にパイプやぐら、通路。鉄骨のオブジェ
 が天井から下がる。下手に13,17弦箏、ピアノ、ウッドベース、パーカッション。
 座席は前方、自由桟敷と後方、指定椅子(劇団予約のみ)。フラットなんで、ちと
 見にくい配置。リア王が場外に追い出されるとともに、客もいったん出る。
 休憩15分。この間、客席の配置替え。ピュー。プルプルねこ。なんか、急に寒くな
 ったよね。支給のカイロと。あっ。酒売ってるよ。ぐいっ。ふー、あったまるよん
 。なんてしながら、待つのが正解。

 第2部。荒野でトムと会うから、ラスト+まで。
 第1部の舞台階段が、客席に。会場の倉庫大扉を開閉。都度、野外と屋内が連続
 した芝居となる。奥行きが生かせて、○。ラスト、リア以下死して、外へ。
 客も外に出て、野外劇。ボックスの上の役者。背後のやぐらに、火が放たれ。
 天上に昇る二条のサーチライト。下弦の月。ええのお。満腹りんねこ。

 筋はリア王。なれど狂気のリアなど、下世話、猥雑。悪乗りとも、とりかねない。
 でも、理性と狂気の狭間がくっきり。艶めかしいのも、魅力。
 コーディリア(工藤丈輝)が、白塗で白虎社風、中国の不思議な役人のつくり。
 なんで?。ラストでなるほど。すげえ、可憐なのよ。これが。
 悪趣味ともいえる、過剰ビラビラの宮廷衣装なども、お楽しみ。

 役者。ともかく、若松武。うれしい体。鍛えぬかれて、ビンビン。
 それと。エトガーの高田恵篤。犬の演技が最高。おなじ万有引力でも海津の犬は、
 鬼気迫るけど。こちらは、とほほ。うまいなあ。体も、もちろん○。
 蘭妖子、わたなべあやこ、土井通肇など、くせものの脇も世界にあう。



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にしかど(nskd@enpe.net)