東京サンシャインボーイズ


概要
シチュエーションコメディを得意とする劇団で、1990年前半のもっともチケットのとりにくい劇団のひとつであった。主宰の三谷幸喜はTV脚本も多く手掛けている。1994年末から1995年頭にかけてのの「罠」公演をもって30年間の充電期間に入った。次回作は、TOPSでの「リア玉」(予定)。

構成員
主な作家
三谷幸喜
主な演出家
三谷幸喜
主な役者
西村雅彦
伊藤俊人
近藤芳正
相島一之
野中功
阿南健治
梶原善
宮地雅子
西田薫
斉藤清子
主なスタッフ
佐藤安里(制作)
劇団の公式ホームページ
不明(たぶんない)

過去の公演

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12人の優しい日本人 (90.7)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


東京サンシャインボーイズ「12人の優しい日本人」7月31日7時半
新宿御苑前・シアターサンモール(03−352−5577)
作・演出/三谷幸喜 前2000円、当2300円 2時間 3日まで

日本に陪審員制度があったら、と、映画「12人の怒れる男」日本版。シ
チュエーションコメディ専門劇団ながら、シリアス劇に挑戦だ。いける。
2時間、息をもつかせぬ会話の応酬。有罪無罪の逆転逆転。なかなかのも
んでした。オーソドックスな芝居ですが、あそこまでやってくれると、満
足満足。次のコメディにも期待できるってもんです。
で、日本人に陪審員は難しいとも思いますが、アメリカだって必ずしもう
まく機能してるとは・・・、なんて考えさせるあたりが・・・。

見終わって「でも、フジテレビで月曜深夜4時からやってたL.A.LAW
は良かった。絶対再放送しねーだろーなー。も一回見たいのに」



Vol.17 ブロードウェイの生活 (90.11)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


東京サンシャインボーイズ Vol.17「ブロードウェイの生活」11月11日7時(2:00')
下北沢/駅前劇場 2000円 11/7〜14(神戸12/28,29)
(東京サンシャインボーイズは作家・演出家を示さない。役者・スタッフのみ)

ブロードウェイと言っても、東京郊外の商店街・西荻ブロードウェイの住人
のお話し。そこにいるスターを夢見る芸人達のある夜の出来事。

この劇団は、今年夏の新宿シアターサンモールのフロムAアクトアライブで
注目を集めた。結成は83年だが、役者が定まった88年が事実上の出発で
あり、三谷氏に言わせると「第5世代」だそうだ。(三谷氏は、学生時代に
「アイアイゲーム」でデビュー。サザエさん、子供ほしいね、やっぱり猫が
好きなどが有名・・・すべての情報は「演劇ぶっく12月号・・・ちなみに、
この号の最後の頁の三谷氏によるショーマとキャラメルボックスへの批判は
笑える)

現在の演劇状況からはずれている芝居(決して悪い意味じゃない)。三谷氏
はつかの影響が全然ない(遊眠社も第三舞台も見てない)。テレビの影響だ。
夏の「12人の優しい日本人」は、出演者の性格がきちんと書き込まれた秀
作だったが、今回のは個人のギャグ・芸が中心。話しもほのぼのとした芸人
達のエピソードに過ぎない。オーソドックスな笑いだが、役者の力が高いの
でうまい。でもシチュエーションコメディと言っても、現在がトレンディド
ラマや不倫がテーマの特殊な芝居が多いから目立つだけだ。んだけど、それ
は、水前寺清子や山村総がやってたのに戻っただけじゃないの。あましワク
ワクしなかった。12人の優しい日本人的芝居が、やっぱり僕は好き。

見終わって「あえてテレビと芝居をごっちゃに考えました。」



12人の優しい日本人 (91.3)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


東京サンシャインボーイズ(再演)「12人の優しい日本人」3月23日7時半(2:00')
新宿/シアタートップス 2300円 3/21〜29(14ステ)
28,29日のマチネ(2時)は1500円(要劇団予約)03-5380-1325 客170(満員)

昨年7月シアターサンモールでやったのの再演。私の感想も去年と同じなので
去年のを読んでください。(つっても困るか)

最近は放送作家してる(子供欲しいねは来週が最終回だ)三谷幸喜の作品(この
劇団は作・演出の名前を伏せている・・・のに書いてしまう私)。映画化の予定
があるらしい(ニューセンチュリープロデュース)。

言うことない。練り込まれたホンと、役者の熱演で、2時間楽しませる。陪審員
として選ばれた12人の日本人の、個人的感情での日本人的話しあい。なんかの
雑誌で「最後に日本人にも陪審員ができることを示した」とかあったけど、そー
でしょうか。じゃないと思うよ。でもって、アメリカだって必ずしもうまくいっ
てるわけじゃないと思うもの(と、去年も書いた)。

見終わって「それでも、いい役者が輝かないと、芝居として嬉しくないの。不満
と言えます。何回も見たくはならないもの・・・。TVなんだよ。」



(下の文章の文責:一寸小丸さん)


フジテレビ深夜番組の「子供ほしいね」が終了してしまいました。放送が
始まったころ半分ぐらい書いていた三谷幸喜(東京サンシャインボーイズ)
が、終盤は8〜9割になり、ずっと面白くなってきたのに残念です(でも、
「やっぱり猫が好き」は続いてるけど)。今年は芝居に重点を移そうと言
うのなら嬉しいのですが。(コントやバラエティが去年は多かった)

今年は、ドラマもやるみたいですが、6月の本多、12月のトップスとも、
「ブロードウェイの生活」のようなコメディじゃなく、「12人の優しい
日本人」タイプの一幕劇をやるようなので期待してます。

さて、トップスの「12人の〜」ですが、去年のサンモールの時と比べて、
細かな直しはあったかもしれませんが、ほとんど同じでした(つまり戦争
を反映させない)。再演ごとに時代を取り入れるのも一つの方法でしょう
が、コンセプトを変えないのも、それはそれでいいと思います。

ちなみに、ひとつ大きく違ったのはセット。今回は学校の教室風でしたが、
初演時は「船の甲板」という、シチュエーションを無視したものでした。
今回同様ヤオヤを組んで(舞台奥を高くして傾斜した舞台)ましたが、も
っと急で、舞台奥には船の舳先がありマストとかがあって、それだけで緊
張感がありました。大掛かりなセットでした(リクルートからお金が出た
んでしょか?)。ずっと暗い感じで、今回の教室の間抜けな雰囲気とは違
ってました・・・。あまし重視すべきじゃないんでしょが・・・。

そういえば、前回の時はパンフに三谷さんの「12人の怒れる男」に対す
るあーだこーだが書いてあったんです。大好きな作品だ、とか(すみませ
ん、捨ててしまいました)。名作に対抗するのがいかに暴挙であるか、と
か。人柄が出てて良かったんです。今回は再演ってことで、解説なしでし
たけど。(ちなみに三谷氏は芝居の時は名を伏せてますけど、あの12人
の役者の中にいるのですよ。別名で。「子供ほしいね」の工藤夕貴の兄役
で出演してたから見てた人はわかるでしょが。)

にしても、6月の本多が決まったってことは、いかに去年の「12人〜」
が評価されたかってことを示すもので、いままでのコメディ路線じゃ、こ
うはならなかったでしょうね。今度の路線の進展を期待します(「ブロー
ドウェイの生活」を見た方、全然違うんだよ)。確かにホンとしては未完
成のところがあるとは思います(推理劇とは別だよぅ)。しかし、つかこ
うへいや唐の影響の全くない珍しくもようやく現われた貴重な存在です。
プロットの弱さを、ダンスとかのエンタテイメントでごまかす小劇場の悪
しき方法論に大きな刺激となるものです(大笹さんとか扇田さんはちゃん
と褒めるべきだよ絶対)。その存在意義は大きいよ。

しかしこれで、今年の岸田戯曲賞レースが面白くなった。原田宗典=東京
壱組(すばる文学賞を取ってるから資格ないかもだけど)を含め、混線だ。
・・かな。



ショウマストゴーオン (91.6)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


東京サンシャインボーイズ Vol.25「ショウマストゴーオン」6月15日2時(1:55')
下北沢/本多劇場 3000円 6/13〜17(7ステ)
(問)03-5380-1325 客420(補助席ギッシリ:立見・桟敷なし)

主宰者は「やっぱり猫が好き」を書いている三谷幸喜。映画化も決まった「12人
の優しい日本人」で評価を受け、初の本多劇場進出。はっきり言って、今が旬だ。

老優のワンマン劇団、「マクベス」公演の中日、下手ソデで右往左往する芝居スタ
ッフ達の、開演前から終演まで。次々と起きるアクシデント、素人の乱入、瀕死の
老優、私事、事故、・・・それでも SHOW MUST GO ON〜幕を降ろすな!

どうしようもないですよ、面白いんだから。ホンが見事なんだから。役者は達者だ
しさ。裏方ネタは私の場合、特定の顔が思い浮かんでしまう(いるんだよなあ)け
ど、そこを引いても爆笑の連続だ。キャラクターの書き分けができてるし、役者も
応えてる。すごいとしか言いようがない。傑作だ。また評判になるぞ。ただ、「ワ
クワクしない」のは事実。ま、ハラハラしたけどそれは、私の裏方根性だろなあ。

見終わって「あーゆー職人気質的ゴーマンさって大嫌いなのに、『バカヤロウ、裏
に素人を入れるなよな』って怒っている私って、やっぱ裏方根性しみ
ついてるんだよなあ。おっかしいの。」

−−−

>しかし一橋壮太朗氏が退団してしまったのは非常に残念です

こうはっきり言われてしまうと、私としても自信がなくなっちゃうんですが、
パンフにある「なお、皆様に親しまれてきました、一橋壮太朗は経済的事情の
為、この度演劇界を去ることになりました。長年のご愛顧を感謝します。」と
言うのは、私が読むと「一橋壮太朗=三谷幸喜は今後、作家・演出活動に専念
することになりました。」なんですけど・・・。違うかしら。だって、「12
人の優しい日本人」の一橋さんと、「子供欲しいね!」のうららの兄さん役の
人(配役表には「三谷幸喜」との名で出てたもの)は同じ人だよね。たらさあ。

しかし、こうゆう事を隠す東サンボ(東京サンシャインボーイズを略したの、
変だけどさ、TSBにしよか)の意志を無視して、書いてしまう私って・・・。

そいえば、去年「12人〜」(これのパンフには作・演出/三谷幸喜とあった)
を見た後、「ブロードウェイの生活」のチラシに三谷氏の名前が入ってなかっ
たんで、劇団に電話して電話予約する時に理由を聞いたら、電話を受けた人が
三谷氏本人で「私なんかの名前なんか出す程のもんじゃないです。12人〜の
パンフでは手違いで出てしまったんです。なんかおこがましいと思うもんで。」
と言ってました。今回の「ショウ〜」のパンフによると90年から「手柄を独
り占めするのが嫌で(三谷談)」名前を消したとあります。このへんのこだわ
りは私は好きですね。初の本多進出で、定刻5分前に1ベル入れて、定刻ピッ
タリに始めるあたりも(私が見た土曜マチネだけかもしれませんが)。もちろ
ん、悪評をしょいこむのに名前がないのはズルイんで、このまま通用するとは
思えませんが、でも、なんでも意志を持って仕掛けるのはステキですよ。

(てなわけで、舞台裏のハプニング=現場処理について、自分がやってたこと
もよく考えると大笑いのネタかもしんない、なんて思っている今日この頃です。
そん時は、よくある事だと思ってたんだけど、今回の芝居を見て思い出しちゃ
いましたよ、いろいろさ。それについては、後日・・・。)



小さな戦場の大きな女 (91.12)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


東京サンシャインボーイズ「小さな戦場の大きな女」12月27日2時(1:03')
新宿/シアタートップス 全指1500円 12/24,27,30,3(4ステ) 横浜アリ(2ステ)
出/斉藤清子、宮地雅子 03-5380-1325 客140(ほぼ満員)

東京サンシャインボーイズは、今年最も注目を集めた。83年結成。ドラマ作家
である三谷幸喜を中心に、シチュエーションコメディ、一幕劇を上演している。今回は、
本公演である「99連隊」が男優11人の芝居なので、女優のためにおまけで
企画された。女優二人の芝居である。セットも「99連隊」のもの。

「99連隊」は、日本に徴兵制があったらとの仮定での戦場の物語(私はまだ
見ていない)。同じ戦場に慰問団のダンサーが迷い込んだらとの設定で、物語
が始まる。すごく無理がある。設定はともかく、全然盛り上がらない。なんか
無理した感じ。サンシャインボーイズの話しは、設定(何が起こったか)を話
してしまっても、キャラクターの書き分けが面白いからかまわないんだが、今
回は設定がすべて。だから・・・・話せない。

三谷さんが、「12人の〜」「ショーマスト〜」と最近の二作について、シチ
ュエーションコメディ的一幕劇と言い、それを目指すと語っていた。はたして
それでいいのだろうか。シチュエーションコメディとは、「やっぱり猫が好き」
や「子供欲しいね」でやったように、その設定は普通の家庭だが、そこに巻き
起こるとんでもない事件が面白く、そこでの右往左往が楽しい。一方、一幕劇
では、その舞台設定の異常さこそが重要となる。「日本に陪審員制度があった
ら」「舞台の裏にシロウトが乱入したら」「日本人が戦争に行ったら」などな
ど。そこで巻き起こる事件は当然、不思議さを倍化させることになる。また、
そこでのキャラクターの対応こそが大切となる。変な事件だけでは物足りない
のである。今回、設定は普通だったので、ただのシチュエーションコメディだ
った。やっぱり猫レベルだった。テレビなら楽しめるけど、芝居じゃあ・・・・。
そこそこ笑えたけど、全然ものたりない。

見終わって「ま、1500円だし、1時間だし・・・・かあ?。」



99連隊 (91.12)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


東京サンシャインボーイズ「99連隊」12月29日2時(1:45')
新宿/シアタートップス 全指2500円 当アリ(20席) 12/21〜1/5(20ステ)
問)03-5380-1325 客170(満員) 出/男優11人

話題の三谷幸喜が率いる。83年設立。ショーマの山本満太客演。もし現代日本人が
徴兵制で(普通の人が)戦争に行ったら、との設定。舞台は塹壕。

実年令(30前後)の、もう子供ではない大人の日本人が、自らの意志とは無関係
に戦場に来てしまった。と言っても、しょせん実感などない。「戦争してんのかな
あ」感覚だ。で、あっちの戦争とは無関係に、部隊長解任要求の模擬裁判が始まる。

ほとんど「日本のサラリーマン」です。「戦争」として使っているのは「んじゃあ
やめてやるぅ」が言えないってとこだけ。もちっと戦争につっこんで欲しかった。
戦場である意味がない。一人ぐらい、自分達のやっていることの異常さを認識して
いない戦争好きがいてもいいのに。そういうやつの影響って大きいんだから。

相変らずキャラクターの書き分けはみごとです。達者な役者達により、何の盛り上
がりもないけど十分楽しめます。しかし・・・、シチュエーションコメディ化(事件中心)しすぎ。

見終わって「あたしゃ結構、伊藤派だ。相島もいい。西村はうまい。」

追伸:こんなアクシデントがあった。最後、戦争が激しくなり、みんなヘルメット
を着用しようとするんだが、西村のだけ見つからない(芝居は勝手にすすん
でいる)。しょうがないんで頭かかえていようと諦めた時、一人が見つけて
彼に手渡した。これはアクシデントで、一瞬ほっとする西村であるはずだが、
芝居の設定上、彼は人の親切には抵抗を感じるキャラクターになっている。
受け取った彼は、相手を 0.8秒意味を持って見つめた・・・・。うまい。
(ホントにアクシデントだよなあ・・・・?)



なにもそこまで (92.5)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


東京サンシャインボーイズ「なにもそこまで」5月12日7時半(1:52')
新宿/シアタートップス 全指2500円 当桟敷2000円 5/8〜25(22ステ)
作・演出/東京サンシャインボーイズ 03-5380-1325 客170(満員)

83/4に三谷幸喜(作・演出)が中心となり結成。メンバーの出入りがあって、88/7
に劇団として再スタート。ニール・サイモン的シチュエーション・コメディを目指
すと歌っているが、いつもかなり変な世界を描いている。異常事態の中での普通の
人々の大騒ぎを、冷静なまなざしと計算づくの演出で描写している。

●高層マンションの高層階。窓がオートロック式。外からは開けられない。うっか
りな住人達が、なんだかんだで出てきて出てきて・・・・。パニック。そして・・・・。

ポイントはキャラクターだ。消防士の夫(梶原)と、妊娠中の妻(斉藤)。会社を
やめて引っ越す予定の夫(小林)と、美しい妻(宮地)。その妻を秘かに愛する会
社社長(西村)と、その従順な男性秘書(阿南)。観念的な詩人(野仲)と若い恋
人(岡崎)、そしてその女の昔の男で引越屋のバイト(相島)。潔癖症で気の弱い
几帳面な男(甲本)。テレビ局に勤める短気なやつ(近藤)。用意周到で調べ尽く
している不動産屋(小原)。好奇心旺盛に仕切る電気屋(伊藤)。憧れの女を口説
き続ける男(福島)。その他、猫とか○○○とか。へんなやつがいっぱい。きっち
りへんに描かれ、演じられている。見事だ。

たたみかけ、しつこく繰り返される事件はドリフだ。計算づくで、キャラクターで
描くのもドリフだ。ショーマストゴーオン同様、演劇性は薄れ、娯楽に徹している。
と言うとカクスコみたいだが、はるかにパニック度が高い。設定の異常さとスピー
ド感がある。基本的に「笑かそう」としてるんだから成功だが、「12人〜」のよ
うな社会性(それほどじゃない)を加味した方が印象には残るだろうな。

やっぱ私は伊藤派だ。しかし今日は伊藤さんも西村さんもテンション低い(十分笑
えるのだが)。宮地さんや相島さん、阿南さんの着実な演技が光ってた。

ストーリーと直接関わらないとこで演じられている芝居が多い多い。西村さんと岡
崎さんの関係なんか細かい芝居がいっぱい。あれで伊藤さんに「あんたたちやっぱ
り」って言わせ(説明セリフ)なければ岩松了だ。おそらく役者が勝手に作ってん
だろうが、あんなにいっぺんに役者が出ていて、それぞれが勝手に芝居を作ってい
るんだもの。ナビの役者以上にだ。芝居が進められている方向以外もチェックして
みると面白いぞ。みんな細かいから。そーゆー細かさがあたしゃ大好きだ。

見終わって「しっ、しかし、なんでジンボなんだ。ヤーマダとかカトーとかって何
でもあるだろうに・・・・ブツクサブツクサ・・・・。」



もはやこれまで (92.11)

(下の文章の文責:一寸小丸さん)


東京サンシャインボーイズ「もはやこれまで」11月11日2時(1:31')
新宿/シアタートップス 2600円 10/27〜11/25(40ステ) 名古屋5ステ・大阪3ステ有り
作・演出/東京サンシャインボーイズ 03-5380-1325 客150(満員)

83/4に三谷幸喜(作・演出)が中心となり結成。メンバーの出入りがあって、88/7
に劇団として再スタート。ニール・サイモン的シチュエーション・コメディを目指
すというのは真っ赤なウソ(にちがいない)。計算づくのドタバタ喜劇度が増す一
方である。演劇界・テレビ界が今最も注目しているのがここであり、三谷である。

●ファミリーレストラン。ぶらっと立ち寄ったパジャマ姿の男、ひょんなことか
ら大騒動に巻き込まれる。レストラン中が大パニック、立ちはだかるパジャマ
姿の快男児!・・・(あれっ?)

見終わってからの小丸(男)と知人(女)との会話。 (以下45行)

男「どだった?」
女「う〜ん、面白かったけどね。」
男「うっ、うん。なんだかね。」
女「なんか、いまいちだあねぇ。」
男「なんだと思う?」
女「なんかさ、うそくさいんだもん。」
男「あーあー。ありえないもんねぇ。」
女「てーかさぁ、十分言えることばを言ってないんだもん。西村さんとか流されて
んだけど、あの人なら言えるはずよ。」
男「言えないんだよなあ、ってセリフあったけど・・・、言えるよねぇ。」
女「そーそー。うそなんだもん。」
男「なわけねーだろっ、ってツッコミがさ、ストーリー部分に入れたくなるのって
やばいよねぇ。」
女「あんなのってさあ、できすぎだもん。」
男「んでもさ、『なにもそこまで』もムチャクチャだったし、『12人』なんか、
もともと日本にない陪審員制度だぜ。」
女「でも、あれはうそくさくなかったよ。」
男「今回のは特にうそなのかね。」
女「なんか、マンガなんだもん。コバルトシリーズとかみたいなでき過ぎの話し。」
男「・・・そーじゃなくてさ、たぶんそれは役者にリアリティがなかった、ってや
つだよ。有りえない話し、でき過ぎの話しをさ、役者の存在感で、ありそうに
見せるのよ。」
女「でも、役者は前回と同じだよ。」
男「演技だよ、役作りだよ。全然作り込んでないのよ。秘書とか愛人とか先生とか
って、その表面的なキャラクターは説明されてるけど、どーゆー人間か全然見
えてこなかったでしょ。前の作品では、登場人物の日常生活が見えたもん。」
女「そーそー。いつも、人柄がよーくわかるもんねぇ。」
男「あたしの伊藤さんだって、全然見えてない。そーいや今回って、中心が西村さ
んと宮地さんと小林さんの3人で、残りの人ってワキ役だぜ。」
女「そーいや、サンシャインボーイズってワキ役って感じないもんね。みんな見せ
場持ってて、シン取ってたもんね。」
男「結局さ、サンシャインボーイズってホンを役者に書かせるとこでしょ。役者の
役作りが三谷さんの筆を走らせるわけ。役者が作ってないってことだよね。」
女「土台の部分が遅れたんじゃないの?」
男「にしてもさ、リアリティが産み出せなかったんだから、すっとこどっこいだ。」
女「違うわ。くそばかやろーの、ぼてくりこかすぞ、ってね。」
男「ロングランだで、後半には良くなるだろーかしらね。今回も2回見るの?」
女「もちろんよ。絶対もー一回見るわよ。」
男「あんだけ笑ったけど、ほとんど印象に残ってないもんなあ。やっぱ双数姉妹の
翌日に見てはいかんぞ。」
女「そーよねぇ。インパクトが違うもんねぇ。失敗だったかもしんない。」

見終わって「やっぱさ、東京ヴォードヴィルショーと一緒なの。役者で引っ張らな
いといけない。でないと、笑えるけどワクワクしないの。」



彦馬がゆく (93.11)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


11/28(日)7:30-9:50PM 晴れ 新宿・紀伊國屋ホール 東京サンシャインボーイズ
  「彦馬がゆく」  作・演出:三谷幸喜    満員 

 驚きのおもしろさ。よくできてるよ。にこにこねこ。
 幕末。写真舘での人物往来、あれこれ。歴史上の人物もみんな、普通の人。
 とほほな。これがいい。親しみやすい。歴史を知ってなくとも、面白い。
 
 例によって、仕掛けギャグにあはは。泣かせもするし。あまりのうまさに、
 畏怖の念さえ感じる。
 役者。桂小五郎の梶原善。有為転変の変わりよう。卑屈具合もかわいく。
 彼の独り舞台となることも、あったりする。うけてました。
 彦馬の長女の宮地雅子。いじましくも愛らしい。よいです。



ショー・マスト・ゴー・オン (94.4)

【概要】
  次々にアクシデントに襲われながらも舞台続行のために奮闘する舞台裏の人々
【ストーリー】 省略
【色】     コメディー
【ひとこと/ひとりごと】
  笑える芝居は数あれど、拍手をしながら笑えるなんてのは、そうそう
  お目にかかれないですよね。客席は拍手の連続で、せりふが全然聞き
  取れないくらい。(^^;
  これだけ楽しませてもらえれば、それだけで十分。
  さらに加えて、エンディングが、とてもとても良かったです。
  ひとり、またひとりと皆去ってゆき、最後に男ふたり、ビールを飲み
  ながらのUNO。
  このシーンの何ともいえない感じが、劇全体のイメージをぐっと引き
  締めてくれました。
  しいて難点をあげれば、佐藤B作がもうひとつハマっていなかったか
  もしれないかな。

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【ショウ・マスト・ゴー・オン】 東京サンシャインボーイズ
作/演出 三谷幸喜 
CAST 西村雅彦/伊藤俊人/高橋理恵子/近藤芳正/相島一之 他
1994.4.1-20 紀伊國屋ホール/4.23-24 都久志会館/4.27-5.1 近鉄小劇場
  4.20 Wed 14:00-16:20 6列目上手にて観劇(客席満員)
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(下の文章の文責:まねきねこさん)


4/16(土)7:00:15PM 晴れ 新宿・紀伊国屋ホール TSB
 ショー・マスト・ゴー・オン 作・演出:三谷幸喜   満席

 快調。気持ちよし。でも、今日はテンション低い?。
 お話し。老俳優演じる、マクベス。終幕まで舞台裏、てんやわんや。
 ラジオの・・と同じ。つぎつぎのアクシデントにこまっちゃう人達が、おかしい。
 知らず、応援してるのもいっしょ。ラストの群集シーンとか。舞台と俳優と共有
 できる時間がうれしい、気持ちいい。
 しかし、あの老俳優とあの芝居っていったい?。大真面目のばかばかしさ。
 モンテイのりで好き。

 西村さんはじめ、もひとつ。つかれて見えたのは、役のせいかな。ちと気になる。
 思い出す数年前のテレビドラマ版。エピソードがもっとあっておもしろかった。
 ビデオ出ないかな。



罠〜エルサレムバージョン〜 (94.9)


 東京3ヶ月の初日の幕が開きました。(開きにくい幕でしたけど)
 エルサレムバージョンからスタートです。

 当日パンフの三谷氏の言葉によれば、この舞台にもっともふさわ
しいタイトルは、
 『アパッチ最後の戦い、又はなぜ彼らは再び鬘をむしり取ったか』
だそうです。まあその通りなのですが、観てない人には何のことだ
かさっぱりわかりませんね。(^^)

 設定については、シアターガイドに載っている内容の通りです。
キーワードは、「小学校の同級生」ですね。30代の日本人、男女
7人秋物語です。丁寧で細やかなコメディーです。

 大設定や大事件に頼らない分、負担は役者の肩にかかってきます。
きっと、このホンには役者への信頼と期待が込められているのでし
ょう。(^^)

 今回は、なんといっても梶原の健闘が光っていたと思います。西
村とのこのコンビ、これはエルサレムが大きくリードでしょうか。
まだ初日ですので、これからまだまだよくなることでしょう。

 まあともかく、何はともあれ、見事です。
 終演後、客席でしばらくぼーっとしてしまいました。

 そうそう、あのセット、最前列でみるとどんなふうになってるん
でしょう?底まで見えるのかな?

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【東京サンシャインボーイズの罠】 東京サンシャインボーイズ
  作/三谷幸喜 演出/山田和也
  近藤芳正(チンゲ)西村雅彦(ジャンボ)野中功(オマメ)
  谷川清美(ヘガッパ)阿南健治(ムール)梶原善(オトーサン)
西田薫(キャロラインorキャロル)
 1994.9.15-12.11 TOPS 9.15Thu 初日 K列中央 超満員
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(下の文章の文責:まねきねこさん)


9/23(祝金)2:00-4:00pm 晴 新宿・TOPS 東京サンシャインボーイズ
 「東京サンシャインボーイズの罠」作:三谷幸喜 演出:山田和也 超満員

 観てて、幸せな気持ちになる。うまくできてるのに、そう思わせない。◎。

 お話し。友人の通夜に集まった小学校の同級生。33歳になった彼らの小さな
 大冒険。エルサレムバージョン。#348亮、#350アボシ、#353
 ロバート、#357じゅーこー 各さんのRがあります。
 
 どたばたはあるけど、仕掛けとかなし。ごく日常のありそな会話。なのに
 面白い。ちとTVドラマ風の話しかとも思う。舞台の片隅で、仲間と一緒に
 いるような、自然な気持ちで楽しめる。に驚き。で、なんといってもうれしい
 じゅーこー さんの太陽と旅人の話しに、なるほどと思う。
 
 冒頭と客出しの曲は、'THANKS FOR THE MEMORY'(パラマントの?の映画曲)。
 アールデコな懐かしさと暖かみが芝居に合う。'・・・HOW LOVERY IT WAS'です。
 
 梶原、西村さんは期待どうりの熱演。今までの舞台を知ってると、はまりすぎ
 と思うほどの配役。他の役者さんも、ほんとにいー配役。ぱちぱち拍手。



罠〜オリエンタルバージョン〜

(下の文章の文責:まねきねこさん)

020/021 JCE00362 まねきねこ ねこの週末(東京サンシャインボーイズ:罠オリエ)
( 5) 94/11/07 21:01

11/6(日)7:30:30PM 雨 新宿・シアタートップス 東京サンシャインボーイズ
「罠オリエンタル」〜アパッチ最後の戦い、又はなぜ彼らは再び鬘をむしり取ったか〜

 身近な33歳に感じるオリエ版。落ち着き具合も、しがらみも33歳の彼らの
 大冒険。エルサ版より悲しい、胸に来る後半。キャラがうきうきして感じたエ
 ルサ版のほうが好きねこ。あんま、観てて辛さを感じなかったから。
 
 おとーさん相島さんは、役つくるつくる。ほんとにうざったい。ジャンボ伊東
 さんの額は、剃りいれてる?。こわい。西村さんがこわいのは、なれてるから
 いいんだけど。へがっぱ宮地さんは、ほんとおばさんで。なんでか悲しい。

 ところで、奈落までパイプ落ちは、エルサはあったかな?。どさくさで、おと
 ーさんが、落としてるのかな?。どうなんでしょ。ほか、凍り付くみんなとか
 、裏のスピーカの話しがなかったとか、エルサから、ちょこ変えてるみたい。



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にしかど(nskd@enpe.net)