(下の文章の文責:まねきねこさん)
10/15(日)2:30-4:15PM 晴 新宿アイランドホール 海のサーカス(03ー3314ー7720)
「カップルズ -冬のサボテン-」 台本:鄭義信 演出:松本きょうじ
前売3000,当日3500 最前列上手より 客席満員(250人)
鄭氏の企画公演?、海のサーカス。パントマイム、ダンスとのセッション劇だっ
た第1回('92-9明石S)以来。今回はストレートプレイ。
お話。高校野球部OBの4人。事故で死んだリョージ(松本達也)が皆好き?で
結びあったホモ・ラブラブ。カズ也(伊藤洋三郎)とフジ男(篠井英介)は恋人同士
でも、カズ也は、一途なフジ男の思いが時に疎ましく浮気がち。しだい剣呑な二
人。ベーヤン(鄭義信)はまだバージン。ビデオが恋人なんて言いながら、理想の
恋人探し。そんな彼はフジ男に憧れ、恋してる。花ちゃん(朱源実)はゲイバー勤
め。ピエロな彼。だれより皆を気遣ってるいい人。そして、カズ也を密かに愛し
てもいる。一年ごとのOB会の野球試合。その更衣室での年降る毎の20年間。
別れと再会の物語。
たんたんとした中、4人(5人か)の思いが交差する。語られないそれを表す目
線や表情の密やかさが○。例えば、好きな場面。カズ也は家族のため(女性と)
結婚。家庭の夢を語った後、フジ男との絶てない思いを熱く語る。脇で聞く花ち
ゃんは、明かせない恋に静かに身もだえる、とか。昔に戻れない二人。「もうだ
めみたい・・」。微笑みながら語るフジ男の切なさ、とか。朱源実、鄭義信がつ
くる可笑しみ、と共に静かに泣かしてくれて、◎。「しあわせの会」以来の松本
氏演出がいい。ラスト。リョージのこと忘れて、吹っ切れた風。けどそうは思え
ない永遠のラブの4人。結局どうなんだろう、それでいいのかしら。先が見えな
くて流れていくようなとこに、不満ちとあり。
役者。当て書きしてるんでしょう。のはまり具合、○。朱源実は陽気でやさしい
狂言回し。可笑しくて悲しくて、好き。篠井英介は舞台を終始締めてくれて○。
(10/9-15 9ステ)