結城座


概要
糸あやつり人形芝居の劇団。

構成員
主な作家
主な演出家
主な役者
主なスタッフ
劇団の公式ホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~youkiza/

過去の公演

劇団リストのページへ

テンペスト (94.2)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


2/19(土)7:00-9:30PM 晴れ 下北沢・本多劇場     結城座
  「テンペスト」    演出:佐藤信 音楽:YAS-KAZ  満席

 わかりやすい、ちゃり場楽しい。ラストは・・。風がふく、寒い。

 意欲的な舞台の糸操り人形芝居、結城座。今回は、石橋蓮司をプロスペローに
 迎えて。客演をいれての形は、92-9山口小夜子との、ペレアスとメリザンド以来
 ひさびさ(かな?)。

 わかりやすい。子供でも十分楽しめる舞台。
 冒頭、嵐の海上から床布をあげて、机にすわるプロスペロー登場まで鮮やか、
 かっこいい。いつもながら、一人で二役の人形をとっかえひかえ、声色を
 変えての展開。ちゃきちゃき。気持ちよし。
 もっとも、YAS−KAZシンセの後の義太夫は、正直違和感あるけど。
 
 やっぱり1は、奴隷キャリバン:結城孫三郎。石橋蓮司食っちゃう巧さ。
 ねこは、いつも彼がお楽しみ。で、やっぱり2。石橋はもうガリバー。
 なるほどプロスペロー。人形の大きさと対比で威圧感、もねらいなのね。
 茶目っ毛もいつも通り。
 
 こまっちゃうのは、悲観的ラスト。救われないプロスペロー?。なんでえ。
 心がしぼみましたよ。


アノコ。 (94.9)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


9/9(金)7:00-8:40PM 晴 浅草・東京本願寺本堂 糸あやつり結城座
 「アノコ。」 脚本:手塚とおる 演出:佐藤信  絵師:百鬼丸 満員(150位)
 
 幻燈+人形+人の共演。微妙な艶めかしさが○。少女・アノコの心理は?。
 
 人形だけでなく、人形遣いもまた同一の演者。入れ代わり立ち代わりの自在さが
 楽しい舞台。人との共演も意欲的。山口小夜子(92-9)とのペレアス・・などは
 美しい精緻な感触が、記憶にあり。今回は、それに加え一部で使っていた写し絵
 (コマ送りで動きもある幻燈)を、全編に配した公演。
 場所はお寺さんの本堂。もちエアコンなしだけど、さほど辛くはなし。空気に、
 かすかにお香など。期せずして場を演出して○。

 お話し。14歳の少女・アノコ(西山水木)は、ふとしたことで家を焼いてしま
 う。償いのため、祖母のいうまま、娼婦となり砂漠を旅する日々。やがて、それ
 とは知らぬまま、恋を知った彼女は、祖母を憎むようになって・・。
 少女を見守る二人のおとこ=人形に、粗雑ながら優しいガル(結城孫三郎)と、
 ニヒルなマル(結城一糸)。
 少女の設定は、エレンディラ?。堕ちる少女を見取る男達は、ルシフェル?など
 と勘繰るねこ。

 幻燈器を何人かでもって動きながら、舞台後方の障子や、衣服、人に投影。単純
 で、荒いけど動的で面白い。映像が重なったり、かげろうのようになったりは
 不思議な世界。ただ、取り巻く映像の凝りようにくらべ、少女の心理がもひとつ
 伝わらない。従順から反目への変化の訳とか、?。途中の雪斉+竹本素京(女義
 太夫)の挿話が、そうなのかな。

 孫三郎、一糸は、変らず芸達者で巧い。にこにこねこ。西山水木は、線の細い感
 じが、少女にあってる。



水の国のガリバー (95.5)

(下の文章の文責:まねきねこさん)


5/27(土)4:00-6:00pm 晴 下北沢・ザ・スズナリ 糸あやつり結城座
「水の国のガリバー」 作:鄭義信 演出:和田喜夫 ほぼ満員200?

 お話。とある南の島。洗濯屋の3人姉妹、弟。暑苦しい空気、閉ざされた村から
 出ることをどこか夢見てる。と、そこに流れ者の二人。はしこい男と、おつむの
 ちと弱い相棒。胡散臭い彼らと姉妹。行き場の無い思いに、いつしか心触れ合う
 が・・・。

 舞台全体に水。照明に照り返す水面、ゆらゆら涼やか。気持ちいいけど、亜熱帯
 て感じしないなあ。外に出たい思いから、カタルシスを迎えるお話。自閉した人
 達が自滅していくの。救いと出口がなくて、曖昧で、気持ちが沈むねこ。

 人形の魅力、今回もひとつ。動かない表情に、人物とか風景とか、ぼーと連想す
 るいつもの楽しみ、△。木偶って感じして、寂しい。お話のせいかしら。体温あ
 る操り手の演技に、むしろ魅力感じるねこ。あと、人形を水につけるのは、嫌。
 個人的な生理だけど。

 劇中、写し絵(幻燈ですね)で、空中と水中を泳がすシーラカンスの夢幻、○。水上に
 照り映る姿が、ゆらゆらと不思議。雨はスコールじゃなく、霧雨。包むような感
 じ、虹がかかったりの照明も、○。(5/27-6/4)


劇団リストのページへ
にしかど(nskd@enpe.net)